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2010年3月10日 (水)

大美野田園都市の門(堺市)

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大美野田園都市の話の3回目、ラストです。
ここでは戦前から残っている住宅が少ないという話をしました。ただ、せっかく来たのだから、もうちょっと何かないかと思うもの。

そんなとき、門があります。

上の写真などかなり原型を留めていると思います。
カラフルな石を丁寧に貼り合わせた階段。対照的に丸石を積み上げた門柱。上部に透かしのある木の門扉もよく見かけるものです。

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極端な例では、家がすっかりなくなっていても、門の痕跡は楽しめる、こともあります。
今回は大美野田園都市にあるいろいろな門を見ていきます。

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こちらは門柱もカラフルな石を貼っています。
3層に分けてますね。

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こちらはコンクリートの門柱。

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カラフルな石張りですが、さっきのとは石のカットの仕方が違います。
門扉のデザインが面格子風。

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石でも一風変わった丁寧な仕上げです。
この門扉は新しいものでしょう。

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この形の木の門扉も古いものでよく見かけます。
矢羽根模様というのでしょうか。
流行ったんですね。たぶん。

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こちらは勝手口ですが、鉄扉に棒材でデザインをプラス。
いつのものかは分かりません。

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一方、こちらは和風の門です。
引き戸の格子に注目です。

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こちらになると動きのある格子模様で、さらにいい感じです。

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門扉ではこんな変わり種も。
チョコチップ入り。

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こちらは品のいいタイルの門柱。
斜めに溝を切ってあるタイルが変わっています。

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最後に私の一番気に入った門を。
ピンクがかった石の色、そしてなにより通用口のアーチがきれいです。

こんな風に、最近は郊外住宅地を歩くときは、門のウォッチングも楽しみの一つになっています。

○関連記事
 「大美野田園都市第一期」
 「大美野田園都市第二期」

  他の郊外住宅地のインデックスはこちらです。

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日常旅行(大阪)」カテゴリの記事

コメント

記事と写真の良さもさることながら、さりげなく

>>チョコチップ入り。

ナイスすぎです。楽し。

投稿: 山本龍造 | 2010年3月10日 (水) 22:50

山本龍造さん
チョコチップ入りに反応していただき、ありがとうございます。
この感じ、何かで見たような・・・チョコチップクッキーや!というわけです。
しかし、改めてその門柱を見ると、チョコチップの一つはインターホンですし、密かに郵便受けを仕込んであったり、なかなか楽しい門柱です。

投稿: びんみん | 2010年3月10日 (水) 23:07

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