目白から王子へレトロの旅(東京都)
目白の周辺を一回りして、目白駅に戻ってきました。
このあたりの山手線は切り通しで、駅舎は線路をまたぐ橋と一体です。関西の人には天王寺駅のような感じというと分かりよいでしょうか。大正12年に架けられた目白橋の高欄の一部が保存されていました。
もう日は傾いていたのですが、もう1ヶ所公園を回りたいと思い、王子の飛鳥山公園に行くことにしました。飛鳥山公園は、明治6年に指定された最初期の公園の1つです。
どうやって行くか。少し歩いて鬼子母神前駅から都電荒川線に乗れば、1本で王子まで行けることに気付きました。
しばらく学習院大学脇の坂を下ります。
石垣は黒っぽくきめ細かい石の上に大谷石でしょうか。
学習院の正門は明治41年の煉瓦づくり。
学習院の端まで来ると千登世橋の立体交差橋です。
昭和7年の架橋。親柱のデザインが角角したアールデコです。
続けて、都電がくぐる千登世小橋があるのですが、こちらは照明が丸いデザインで面白いと思います。
電車に乗る前に鬼子母神ものぞいてみます。
ケヤキ並木が立派ですが、冬で葉が落ちてしまっているのでさびしい。
鬼子母神前駅から都電荒川線に乗ります。
やってきたのはレトロ車両でした。車内広告までレトロで統一。でも車体は新型らしく、軽快に走るので見た目とギャップがありました。
レトロ車両2両のうちの1両で、2009年の1月から走っているものらしい。いいタイミング。
街中をすり抜けるように走るので、テーマパークのアトラクションに乗っているようです。
飛鳥山をぐるりと回り込み、王子駅前駅に着く手前に音無橋があります(写真は後で撮ったもの)。
昭和5年の橋で、親柱は結晶体のような土台の上に楕円を基調とする街灯(復刻版?)が乗っています。
橋のデザインはお茶の水の聖橋(昭和2年)と似ています。
橋の下は親水公園になっていました。面白そうですが、暗くてよく分かりません。
さて、電車は坂を下って、JRをくぐり、急カーブして王子駅前駅に入ります。このあたりは実に楽しい。
ちなみにこれが乗ってきた復刻版レトロ車両です。
もう日が暮れそうですが、急いで飛鳥山公園を見に行きます。
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コメント
路面電車、いいですね。網干にはない光景なので羨ましいです。
重厚な橋も好きな建造物の一つです。
網干も川が多いので、探せば古い橋が残ってるかもしれませんね。
投稿: 英ちゃん | 2010年2月28日 (日) 01:02
英ちゃんさま、こんばんは。
路面電車が街にあるととても画になります。
私は大正・昭和初期、あるいは昭和30年頃の小さなコンクリート橋が好きです。でもそういう小さいのは近代化遺産リストにはあがってきません。網干も古い橋は残っていると思いますよ。少なくとも1つはあります。
投稿: びんみん | 2010年2月28日 (日) 02:40