大谷石のある風景(東京都新宿区)
今回、目白・下落合を歩いてみて、あちこちの塀や門で大谷石(栃木県宇都宮市大谷町産の凝灰岩)を見ました。
中でもいいなと思ったのが目白第二文化村のこの家。
カーブがきれいです。
カーブの部分。
路面に敷いているのは花崗岩でしょうか。
穴にシダが生えたりするのもいい感じです。
(家の方は困るようで、穴を埋められてますが)
マップに紹介されていたライト風の門。
スクラッチタイルとの組み合わせ。
大谷石単独の門。
婦人之友社ビル周囲の石塀。
大谷石の石材を使っているというだけでなく、ひざの高さまでの低い塀というのもあちこちで見ました。素材とあいまって開放的な印象を受けます。
東京はそれほど歩いていないので、大谷石の塀がどの程度の頻度で現れるのか知らないのですが、大谷石のある風景はいいものだと思います。
<下落合氷川神社の狛犬>
石の話ついでに、今回思ったこと。
江戸の狛犬はほとんどがグレーの小松石(真鶴産の安山岩)なのですね。
以前から東京の神社はどうして厳粛な印象がするのだろうと思っていました。大阪の神社は和泉砂岩や花崗岩の明るい色ですので、穏やかに感じます。その違いが感覚に影響していたのかもしれません。
街の石材から知らず知らずに受ける印象は大きいですね。
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