目白周辺の近代建築(東京都)
東京での研修後、目白周辺を歩くことにしました。
以前、「目白・下落合 歴史的建物のある散歩道」のマップをいただいて、いつか歩かないとと思っていました。このあたりは情報も多いので、簡単に紹介します。
この日は見ての通り、冬晴れの良いお天気。
まず、目白というより池袋ですが、自由学園明日館です。
皆さん、おっしゃっていますけれど、こんなに小さい(かわいらしい)とは思いませんでした。フランクロイドライトと弟子の遠藤新の設計で、大正11年〜昭和2年にかけて建てられた学校です。そんなに古い建物とは思えません。内部もいいらしいですが、この日は結婚式が入っていて、内部見学はできず。
門扉のデザインなども面白いですね。
(これは後からなのかな?)
柵が低いので道路からも眺めやすく、非常に開放的です。
お向かいには関連して婦人之友社。遠藤新の息子さんの遠藤楽設計。1963年築の比較的新しい建物ですが、窓の桟が明日館に通じるものです。
いったん池袋方面へ。洋館付き住宅などもあります。
豊島区立郷土資料館を見学しました。常設展は、雑司ヶ谷鬼子母神、駒込・巣鴨の園芸、長崎アトリエ村、池袋ヤミ市に絞ったメリハリある展示で見応えがあります。街歩き好き、近代好きにはぴったり。やや惜しいのは、「豊島区」なので、すぐ隣の新宿区は対象外ということです。
再び南下して、徳川ビレッジ。とても緑豊か。
中には入れないので外から眺めるだけです。
こちらは目白聖公会。
昭和4年の教会です。外で眺めていると、掃除をされているご婦人に、「どうぞ」と言われましたので、中を見せていただきました。
内部も昔の雰囲気をとどめた良い空間です。
ステンドグラスから光が注いでいます。
目白聖公会の床下換気口の面格子です。
アールヌーヴォーとアールデコの間ぐらい?
そのままずんずん南下して、日立目白クラブ(旧学習院昭和寮)にぶつかりました。
昭和3年の建物だそうです。とってもモダン、というより前衛に近い?
関係者とご近所さん以外立ち入り禁止らしいのが残念なところです。
次はもっと小さな住宅などを見ていきます。
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コメント
こんばんは。
明日館はてっきり広大な敷地にドドーンとあるものとばかり思っていたので、現地で見て最初はそのコンパクトさに驚きましたが、じっくり見るとこじんまりとして落ち着きが感じらる素晴らしい敷地&建物でした。
目白聖公会も素晴らしそうですし、日立目白クラブにはぶっ飛びますね。
また東京にも行きたいです。でも、出張がないしなあ。。。
投稿: ひろ009 | 2010年2月20日 (土) 00:40
こんばんは。コメントありがとうございます。
ドドーンとって思いますよね?
全体のバランスが良いということなんでしょう。
目白聖公会も素敵でした。
私もこの頃、東京には仕事のときぐらいしか行ってません。
投稿: びんみん | 2010年2月20日 (土) 01:14