相生めぐり(1)赤穂城下道を歩く
<相生大橋から相生市内>
新年早々、更新が遅くなりました。
初歩きに兵庫県の相生(あいおい)に行ってきました。
相生というと、「新幹線の通過駅にあったような」という人が多いのではないでしょうか。
なぜ相生かというと、
地図を見て、前々から興味をそそられていたのです。
6km以上も深く切れ込む相生湾、陸地化した島、旧街道、駅から離れた中心市街地、石川島播磨重工の企業城下町・・・いろんな意味で魅力的です。しかも情報が少ない、となれば行くしかありません。
相生市街地は山と湾に挟まれた小さな平地・埋立地に、いくつかの集落が分散しています。
駅前の陸(くが)、旧赤穂城下道の那波(なば)、企業城下町で中心市街地の旭(あさひ)、旧漁村の相生(あいおい)などです。(埋立により一体化が進みつつありますが)
山陽本線の相生駅から歩き始めました。
(冬の関西1デイパス(2900円)が使えたことに後で気づきました)
目の前にビジネスホテルがどーんとある、妙にすっきりした駅前広場です。巨大ないかりのモニュメントは造船の町をPRしているのでしょう。
再開発された駅前の道をまっすぐ進むと、道標のある分岐に出ます。右が西国街道、左が赤穂城下道(赤穂街道)に向かう分岐です。
ここからがスタート。私は赤穂城下道を歩いて行きます。
道は左へとカーブしていきます。
やはり旧街道は歩いて楽しい。車も滅多に通りませんしね。
ここで左手に気になる建物がありましたので脇道にそれます。
このあたりは栄町です。
金谷医院という名前です。いかにも昔の個人医院。
前面の通りはかつて相生駅と旭地区、相生地区を結ぶメインストリートでした。(古い空中写真から判断すると)
玄関はこんな雰囲気です。
使われてなさそうなのが残念です。
外壁のタイルはパターン入りなので、昭和10年代かなと思うのですが、どうなのでしょう。
お隣は元銭湯です。
残念ながら閉まっています。
裏手に回ると社宅街らしき長屋群がありました。
こちらも社宅っぽい。管理職向けの社宅に見えます。
随分脇道に逸れてしまいましたが、再び街道に戻ります。
旧街道を歩いてきて振り返ったところです。
右下に小さな石柱がありますでしょう?
やはり道路元標です。
「那波村道路元標」と書かれています。
那波村は明治22年〜昭和6年町制施行まであった村で、昭和14年に相生町に合併されました。
道路元標を見つけると「中心に来た」感じがして、うれしくなります。
街道筋の町家です。
桟の入れ方が凝っていますね。
井戸枠が石でできた井戸を見かけました。
のぞき込むと木の輪が4つ漬かっています。
前右とか後右とかラベルが貼ってありますので、だんじりの車輪ではないでしょうか。
少し先にもっと大きな井戸枠がありました。
お城にあるような井戸です。馬でも洗ったのでしょうか。
那波八幡神社の参道です。
本殿はずっと先ですので、遠目に見ただけで、参拝はしませんでした。規模からみて、ここが氏神さんのようです。
このまま歩いて行くと赤穂まで行ってしまいますので、ここで旧街道を離れます。
○関連記事
2008年に赤穂・坂越(さこし)について書きました
「赤穂でお散歩」
「赤穂の塩の役所」
「坂越のぼり、おり」
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コメント
2010年の英ちゃんの初歩き(自転車走り)は、たつの市御津町中心部でした。
岩見漁港付近にもいい雰囲気の町並みでしたよ。
八幡編の次にアップしたいと思います。
投稿: 英ちゃん | 2010年1月11日 (月) 20:32
こんばんは。
地図で確認しました。
岩見漁港というと、室津に行くバスが通りそうですね。
ご報告期待しています。
投稿: びんみん | 2010年1月11日 (月) 20:41