彦根レトロを探して(5)外馬場公園とまちなか建築
銀座商店街を後に、彦根城に向かって、まちなかの探訪を続けました。
気の向くままに歩くうち、京町2丁目の外馬場公園に出ました。
公園については下調べしています。彦根城外堀を埋め立て、昭和31年(1956年)に完成した公園です。旧称・中央公園。
この公園がレトロ感たっぷりなんですよ。
公園は道路で「児童広場」と「ようじひろば」に分割されています。
とくに「ようじひろば」がいい。上の写真は「ようじひろば」です。
まずこのゲート。
このお父さん・お母さん用のベンチもちょっといい。
かにさんプール。
タイルでかにさんの絵が描かれています。
一方、児童広場にはコンクリートの卓球台があります。
児童広場には並木があり、「外馬場」という言葉の印象通りです。
最後に外馬場公園のプレート。
この外馬場公園の隣には、金亀会館(中央町)があります。
江戸時代の藩校・弘道館の講堂を大正12年に移築したものです。
中央町を歩いて行くと、商工会議所の裏手に洋館付き住宅がありました。
中央商店街を渡って西へ進むと、俳遊館があります。
旧彦根信用組合本店で、大正12年(1923年)の建物。
彦根はほんとに古い金融機関が多いですね。
滋賀県内での格の高さが分かります。
ちなみに彦根信用組合は、現在の滋賀中央信用金庫だそうです。花しょうぶ通りにある近代建築を銀座支店として使っています。
直線的な中にも、柔らかさを感じさせるデザインです。
現在は、俳句をテーマとした資料館です。館内に入れます。
ちなみに側面の入り口庇は、もともとのデザインを復元して補修しているように見えます。努力は感じます。
同じ通りに見覚えのある建物がありました。
旧本町郵便局だそうです。大正13年の建築らしい。
旧彦根河原郵便局と細部は違うものの全体の印象がかなり似ています。
正面から見たところ。
何かに使わないのでしょうか。
もうかなり暗くなり、写真撮影するには無理があるので、今回の探訪はここであきらめました。
帰りに彦根城のお堀を通る頃には、あたりはかなり暗くなっていました。
やはりこの季節はあまり余裕がありません。
おおよその様子は把握できましたので、次はまた春になり、日が長くなった頃に訪れたいと思います。
○関連ホームページ・ブログ
NPO法人スミス会議「彦根の近代化遺産」 まちかど逍遥「彦根を歩く(前編)」 「彦根を歩く(後編)」
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