昭和17年の塚本公園(大阪市淀川区)
淀川区と西淀川区の近代の公園を巡りました。
淀川区の東部の公園は以前回っています。
今回はJRの塚本駅の東側から歩き始めました。
駅前のアーケードをくぐります。
アーケードを抜けたら北へ。
少し横道にそれると旧塚本村の集落に入るようです。
ちょっと懐かしい建物が現れました。
淀川の改修が行われるまでは、塚本村を北に回り込むように中津川が流れていましたので、このあたりの街路パターンはあっち向いたり、こっち向いたり複雑です。
なお、塚本に関しては、「十三のいま昔を歩こう」に非常に詳しく紹介されています。
塚本村や中津川については、そちらを見ていただいた方がいいでしょう。
→「十三のいま昔を歩こう」のカテゴリー「塚本を歩く」 うち、「消えた中津川 2 塚本編」など
市ノ湯の煙突など眺めつつ、目的の塚本公園へ。
塚本駅を挟んで、昭和10年認可の塚本土地区画整理事業が行われ、換地処分(新しい区画への権利の移動)が行われた昭和17年にこの公園ができています。
小ぶりですが、シュロのある円形花壇をここぞというところに置いてあるのが、古い公園らしい感じです。
より大きな地図で 近代の公園 を表示 衛星写真ではこうなっています。
この公園内に塚本土地区画整理組合の竣工記念碑が立っています。
昭和17年ともなると記念碑も至ってシンプル。
塚本公園では、これ以外に面白いものは発見できませんでした。
西に向かい、JR神戸線をくぐりました。
なぜかところどころ屋根のある線路下です。
光と影のパターンがなんだか楽しい。
いい味の出ている線路下です。
昔の地図と照合すると、どうもこの通路から北側(左側)が、中津川の旧河道だったみたい。
線路をくぐると西淀川区に入ります。
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コメント
こんなマイナーな公園を紹介していただいてありがとうございます。
地元の私でさえ記事にしていない普通の公園です。
古いものはないかも…
遊具も子供の頃と比べるとずいぶん変わりました。
私が幼稚園の頃、塚本幼稚園の運動会は
この塚本公園で行っていました。
藤棚があったと思いますが、
その上から落ちて骨を折るという、人生最大の怪我もこの公園でした。
思い出たっぷりの公園です。
投稿: 新之介 | 2009年11月11日 (水) 01:06
新之介さん、こんばんは。
思い出の場所でしたか。
私も区画整理記念碑がなかったら取り上げなかったかも。
それが唯一古いものかもしれません。
事後的に新之介さんのブログを拝見して、塚本村のことや中津川のことなど、勉強になりました。
ありがとうございました。
投稿: びんみん | 2009年11月11日 (水) 01:22
何気なく見ている風景を、こんな風に楽しく紹介してくださってありがとうございます。
藤が花をつけるころだと思って、今朝、塚本公園にふじ棚を見に行ってきました。
ところが、葉は茂っているのに花房がひとつもありません。蕾すらついていません。
藤ではないのかなあ・・・なんて思いながら帰ってきました。
投稿: kei | 2014年4月30日 (水) 07:50
keiさま、はじめまして。
コメントありがとうございます。
藤を咲かせるのは難しいとも聞きますので、藤でないとも言い切れないですね。
福島区の公園はきれいに咲かせていますが。
投稿: びんみん | 2014年5月 1日 (木) 01:15