浅香山の長屋など(堺市)
今度は南海高野線・浅香山駅の東南側です。
今池町、北田出井町、中田出井町、南田出井町のあたりです。
このエリアには、近代建築としてスパニッシュの浅香山病院(旧堺脳病院)があります。ちょっと分かりにくくてすみません。
こちらが事務所棟の浅香山病院白塔。昭和12年の建築です。
堺脳病院は大正11年に発足しました。この丘の上には、他に大阪刑務所や浅香山浄水場があり、当時は全く郊外ですね。
部分の拡大、も分かりにくいですね。
透かしや凸部のデザインなど凝っています。
浅香山病院西病棟(手前の低い建物)は、当時、女子の1等病室だったそうです。同じく昭和12年の建築です。
ここから南に歩いていきました。
今池町だったと思いますが、近代っぽい門です。
北田出井町、中田出井町、南田出井町では長屋がたくさん見られます。
こちら洋風を感じさせる4+1戸建ての長屋です。
小さな門柱の両脇にくるくるっと巻いた模様が入るのがかわいい。
前面を洋風に改造した町家。
この玄関引き戸はなかなかモダンデザインでしょ?
型板ガラスと磨りガラスの質感を組み合わせているのがいいです。
洋風玄関付きの長屋です。
パルメット(なつめやし)模様を鬼瓦の平面と立体、Wで使っています。
こういうのもありなのかという、和洋折衷長屋。
玄関ポーチの形がさっきの長屋と似ています。
古いものというわけではありませんが、面白いコンクリートブロックの使い方です。
純和風の長屋。
南田出井町のお屋敷の塀。
凝灰岩で凝った透かしを入れています。
田出井町は堺の旧市街を取り巻く、郊外の近代長屋地帯の一部ということなのでしょう。大物はないですが、ちょっと魅力的な洋風のデザインを見ることができました。
ここからさらに南に行くと、
「堺東の和洋折衷住宅」、「堺東の洋風住宅など」で取り上げた三国ヶ丘町へと続きます。
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