初めての北海道(20)札幌軟石の蔵
札幌の街を歩いていて、ビルの間にふっと小さな建物があります。
例えばこんな蔵。北海道大学の近くにありました。
特徴的なのは蔵が石造であることで、恐らく素材は札幌軟石です。この日は雨に濡れて色も沈んでいますが、乾いているときはもっと暖かみを感じる石です。
札幌軟石は、札幌市の南部・石山で産する溶結凝灰岩(火山灰が固まったもの)で、明治6年に地質調査に訪れたお雇い外国人によって発見されたそうです。明治中期から大正にかけて盛んに採掘されました。今は1社しか採掘していないようですが、石切場跡が石山緑地として整備されているそうなので、次の機会には訪ねてみたいものです。
札幌軟石の蔵は、遥か彼方の道東でも見かけましたから、札幌にはたくさんあって当然ですね。
この家も北海道大学の近くです。
出窓があって洋風の要素もあります。
そこそこ古いのでしょう。
反対側に回ってみると石造の蔵がありました。
大通公園の近くでもこんな蔵がひょっこり現れます。
石造の蔵というと洋風に聞こえますが、屋根は和風で、屋号の入るのも和風。和と洋が混ざり合っているのが北海道らしいのかなとも思います。
| 固定リンク
「国内旅行」カテゴリの記事
- 四国みぎした旅行(15)田野町の街道を歩く(高知県田野町)(2023.03.22)
- 四国みぎした旅行(14)奈半利の北側(高知県奈半利町)(2023.03.17)
- 四国みぎした旅行(13)奈半利の南側(高知県奈半利町)(2023.03.15)
- 四国みぎした旅行(12)室津のいろいろ(高知県室戸市)(2023.02.18)
- 四国みぎした旅行(11)室津の煉瓦塀(高知県室戸市)(2023.02.15)
コメント