初めての北海道(16)網走の街
もちろん、網走の街も歩きました。
網走は東に海が開け、北の網走川と南の丘陵地に挟まれて東西に長く延びた街です。
網走川にかかる橋から上流を眺めてみました。
整備された河岸には漁船が係留されています。
逆に海の方も。
右岸には大型の倉庫が並んでいます。
釧路と同様、元の駅は街の中に引き込まれていました。
大正元年に駅ができますが、昭和7年に現在地の駅ができると貨物駅の浜網走駅になり、昭和44年に廃止という流れまで、釧路駅と似ています。
より大きな地図で 北海道 を表示
旧網走駅は川に近く、周囲には倉庫が集まっています。
駅跡のすぐ近くに、よつば薬局があります。
どうも倉庫を転用したよう。
北海道各地に見られる札幌軟石造の倉庫のようです。
どうしてわざわざ遠くまで石を運んだのでしょう。
もう少し近くで石材が採れなかったのだろうかと思うのですが。
近くには日通倉庫もあります。
一部を住宅として使っているのが驚き。
網走の中心市街地はコンパクトですが、商業中心らしき南4条通にはアーケードがあり、商店街としてがんばっているようでした。昔の地図を見ると南6条通が官庁街のようですが、そちらは空き地が目立ちました。
商店街に老舗菓子店の札幌千秋庵があり、2階の窓の桟などを見ると、古い建物のようです。
そろそろ時間ですので、町外れにある網走駅に戻ります。
ちなみに網走駅が縦書きなのは、刑期を終えた受刑者が横道にそれないようにという意味だそうです。言われないと分かりません。いろいろと細かい心配りがあるのですね。
ここから一気に札幌を目指します。
外を眺めていると、やはり駅周辺には倉庫などが目立ちます。
美幌にはコンビナートのような農業施設がありました。
時々、気になる建物も。見に来れる日はあるでしょうか。
久しぶりに水田を見ました。
水田があると景色が急に北海道でなくなったように思え、いかに田園風景を意識にすり込まれているかということに気付きます。
札幌軟石らしきペアの倉庫。やはり多い。
塔屋のある建物。
菜の花畑。
今回はできるだけ昼間の移動を心がけたのですが、網走で多めに時間を取ったので17時18分の出発となり、遠軽をすぎたあたりで日は暮れて、あとは夜の世界でした。
22時36分、雨の札幌に到着。
急に日常の世界に戻ったような気がしました。駅前だけは。
大阪の記事のあと、札幌編に続きます。
| 固定リンク
「国内旅行」カテゴリの記事
- 四国みぎした旅行(15)田野町の街道を歩く(高知県田野町)(2023.03.22)
- 四国みぎした旅行(14)奈半利の北側(高知県奈半利町)(2023.03.17)
- 四国みぎした旅行(13)奈半利の南側(高知県奈半利町)(2023.03.15)
- 四国みぎした旅行(12)室津のいろいろ(高知県室戸市)(2023.02.18)
- 四国みぎした旅行(11)室津の煉瓦塀(高知県室戸市)(2023.02.15)
コメント