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2009年7月26日 (日)

初めての北海道(14)網走監獄博物館

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網走といえば、冬の流氷を除けば、網走監獄が最も有名な観光地でしょう。
網走監獄は、網走郊外の天都山の麓に移築されています。
歩ける距離ではないのでバスに乗り、ついでなので、網走監獄を通り過ぎて、天都山でバスを降りました。ここには展望台があります。

 


より大きな地図で 北海道 を表示 位置としては上の地図で旗が立っているところです。
標高207mと高くはないですが、急坂を登る感覚があります。

 

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東側は網走の街からオホーツク海、知床半島まで見渡せます。

 

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反対に西側は網走湖・能取湖が一望できます。まさに絶景。

 

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バスの本数が少ないので、ここからとっとこ坂を下りました。
坂がきついので逆ルートはやめた方がいいと思います。

 

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坂を下ること20分、「博物館 網走監獄」に到着しました。
監獄前の川にかかる鏡橋を渡るところから再現されています。
(ちなみにバスでは、現在の刑務所の前も通ります)

 

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チケット売り場を抜けて最初にあるのが監獄の正門。
大正13年に建てられた正門の再現構築です。
囚人の人形がお出迎え。

 

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移築復元された網走刑務所旧庁舎。
明治45年の擬洋風建築です。

 

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竪穴式住居にも見えますが、これは囚人が遠方で作業するときに建てた「休泊所」という仮小屋の再現です。

 

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中もちゃんと再現してあって、さらには一部の人形が動きます。

 

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メインは五翼放射状舎房です。
明治45年の建物の移築復元。

 

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その名の通り、扇の要にある中央見張から放射状に5つの翼が伸びています。

 

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翼の1つ。廊下の両側に雑居房・独居房が並んでいます。

 

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独居房の内部。

 

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監獄の浴室です。監視に都合良く作られているので、銭湯とはかなり趣が違います。

 

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大正8年頃につくられた独立の独居房。
イギリス積みの煉瓦造です。
懲罰用に窓がない房らしいです。

 

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教誨堂は明治45年の建物の移設復元です。

 

これ以外にも農場や裁判所など様々な建物があり、とても短時間では回れません。
今まで、ハノイのホアロー刑務所博物館青島ドイツ式監獄博物館を見たことがありますが、それらよりも規模が大きく、またテーマがハノイ・青島では植民地支配の歴史が主なのに対して、網走では開拓や刑の歴史、囚人の扱いが中心というのが異なります。
専用の展示館もあってかなり見応えがありました。
私は駆け足でしたが。

 

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再びバスに乗り、街中に戻りました。
街中に永専寺というお寺があり、その山門が上の写真です。
何となく見覚えがあるようなと思うかもしれません。
明治45年に建てられた監獄正門を、大正13年に移築したものです。
なぜお寺に?かというと、このお寺の住職さんが、監獄で一時教誨師をしたり、免囚者の保護事業に努めた方だったからだそうです。

 

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とくに両側に張り出したドーム屋根の番所が印象的です。

 

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煉瓦はフランス積みで、灰色煉瓦のストライプがアクセントになっています。

 

囚人は鉄道、道路、港、農地の工事に駆り出され、建物は今は観光地ともなって、監獄と街は深く結びついているようです。

 

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