「昭和12年のモダン都市へ」(阪大博物館)
「十三のいま昔を歩こう」の記事で開催を知って、
「昭和12年のモダン都市へ 観光映画「大大阪観光」の世界」展を見に行ってきました。
石橋駅(池田市)東の大阪大学総合学術博物館・待兼山修学館で開催されています。
昭和12年に制作された大阪市電気局と産業部による観光映画「大大阪観光」をもとに、そこに描かれたもの、描かれなかったものを多くの資料で見せてくれるものです。
だから映画を観ていることは前提で、この会場でも上映され、多くの方が観ていました。私はあまり時間がなく、以前、大阪・アート・カレイドスコープ2008のときに観ていましたので、展示のみを見ました。展示を見るだけでも、地図や絵葉書、チラシの情報などを読んでいるとかなり時間がかかります。
昭和12年というと、関一市長による大阪市の各種の都市改造が終わった段階です。ひとつの時代に注目した展示なので、時代のイメージをつかみやすいメリットがあります。
三越の手拭いに描かれた都市風景など、大胆に省略されたイメージが印象的でした。
映画を観たときに、一番はっとさせられたのが木津川の水上生活者の姿でした。
水上生活者や煤煙公害といった都市問題についても展示では紹介されていました。
この時代については、街を歩きながら気に掛けていますので、こういう展示が常設であって、時々確認に来れたらよいのにと思われました。
この展示は、7月11日(土)まで開催されています。
開館時間:10時30分〜17時 日祝休館
入館料:無料
皆さんもぜひ。
図録も販売されています。
待兼山修学館は近代建築で、昨年記事にしていますのでよろしければそちらもどうぞ。
この日はこの後、気になっていた石橋荘園を歩きました。
また後日報告します。
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