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2009年5月 5日 (火)

高瀬川の橋めぐり(七条〜五条)

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京都の左京区を歩いた日のことですが、少し早めに出て、京都駅から五条まで、高瀬川沿いを歩きました。京都駅の東には、JRからもよく見える旧柳原銀行(柳原銀行記念資料館)があります。

このあたりは崇仁地区(旧柳原町)という京都最大の同和地区で、柳原銀行は町長だった明石民蔵ら地元有志らが明治32年に設立した銀行です。被差別部落民が地区内に設立した唯一の銀行とのこと。この建物は明治40年竣工です。柳原銀行は、大正期に山城銀行と改称して、昭和2年に閉店するまで営業していたそうです。この建物、元は河原町通・塩小路通の南西角にありましたが、道路拡幅に伴い、平成6年度から現在地に移築されました。

詳しくは柳原銀行記念資料館のHPで。
資料館は土曜日も開いているようなので、また見に行ってみようと思います。

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庭も屋外展示場みたいで、高瀬川の橋の親柱などがあります。
ここから橋めぐりをスタート。

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七条橋は大正元年のもの。さび色に染まるのは花崗岩なのでしょう。

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川幅はこれだけ狭いので、桜の枝は川向こうの道まで懸かっています。

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昭和4年の正面橋。方広寺大仏殿の正面にあたる正面通の橋だから正面橋。
・・・といいながら道が曲がっているので正面には見えません。
鴨川の橋も同名です。

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親柱は角柱を斜めに削った形です。
内側の角がぶつけられて欠けていますが、衝突防止に丸い石を埋めているところが京都らしい気もします。よそだったら自然石を置くところでしょう。

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以上のいわば公式の橋の他に、川幅が狭いので私的な橋も掛かっているのが楽しいところ。ワイルドな木橋は梁材の転用でしょうか。

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上之口橋。コンクリートをふんだんにつかった頑丈そうな橋で、よく見ると凝っています。アーチで支えられた橋です。

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華奢な名もない橋。

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こちらも同様に華奢な橋。銀色に輝いています。

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やがて元遊郭の五条楽園ゾーンへ。
ここに面白い橋がありました。六軒橋です。立派すぎるアーチだなあと思いましたが、昔あった橋の遺構のようです。結果的に随分ユニークな橋になっています。ほれぼれするようなアーチ。

このあたり川辺の雰囲気がよく、桜の季節だったのでカメラを持った観光客もそぞろ歩いていました。

五条楽園もデザイン的に面白いのですが、ささっと見る時間しかありませんでした。ぷにょさんのまちかど逍遥「京都 五条楽園のたてものめぐり」ほかにたくさん紹介されていますので、ぜひご覧下さい。

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最終的に鴨川の五条大橋へ。
ほんとは五条大橋たもとの五条児童公園を見に行く予定だったのですが、ここで時間切れとなってしまいました。

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