アットホームな東淀川駅
新幹線を使う出張があったのですが、新大阪駅に早く着きすぎたので、周辺を散歩してみました。すぐ隣の東淀川駅まで。すごく駅間が短くて、わずか700mしか離れていません。
東淀川駅は1940年(昭和15年)からある駅です。
アットホームという表現が適当かどうか分かりませんが、昔懐かしい駅舎というよりは、郊外住宅地に建っていても違和感ないぐらいの駅舎です。新大阪駅開業で廃止されてもおかしくないところ、存続はしたものの建て替えるほどでもなく・・・ということなんでしょう。結果的に街中にこんなかわいらしい駅舎が残っています。
ちょっと斜めから。
こちらは西側駅舎です。
東側駅舎も同様の建物。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、天井の飾りの梁には刻みが入っています。
ますます家みたい。
(追記)
ホームから見た西側駅舎の姿も載せておきます。
地下連絡通路の階段は石で、階段にも壁にも曲面が入っています。なかなかいい感じです。
(2010.1.24記)
線路に沿って、もう少し北まで足を伸ばしてみました。
低い通路があって、線路の土台が煉瓦でした。
どういう効果があるのか知りませんが、ところどころ石がはめられています。手を掛けている、という感じがします。
刻印を確認してみると、先日、岡町で見かけたのと同じ、六光星のマークでした。
このあたり、昔は郊外ですので、農村集落があり、所々にお屋敷があります。
中にはこのように大きな屋敷森をもつものも。
ここは西側ですが、東側には高射砲台住宅があり、共同アパートや文化住宅のあるレトロな街がありそうなので、また改めて歩きにきたいと思います。
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コメント
いい駅ですよね。
いつか取り上げようと思ってたのに
先を超されちゃいました ^^
我が塚本駅とほぼ同じ頃で出来ているので
昔の塚本駅もこんな駅だったんだろうな
と思ったりしています。
六光星は製造会社の印なの?
岡町では煉瓦に付いてたけど
今回はどの部分?鉄っぽいですよね。
建築関係の会社なのかな?
こういうのは仮説をたてるのが大事ですよ。
たとえば「日本煉瓦製造会社」のような
会社を想定して、その社史を図書館で探すとか…
ぜひとも六光星の謎をといてほしいな。
めんどくさいけどね… ^^;
投稿: 新之介 | 2009年2月10日 (火) 17:54
新之介さん、こんばんは。
先を越すつもりはなかったのですが。
塚本駅も同じ頃だったんですね。
この六光星は、煉瓦の刻印です。
なので、煉瓦製造会社を示していると思われます。
結構、気になる謎はあるのですが、いつか接近するチャンスがあるだろうとのんびり構えがちで・・・
絶対に謎を解くという気迫が記事の深みにつながりますね。
この謎は(謎ではないのかもしれないけど)これから追っかけます。
投稿: びんみん | 2009年2月11日 (水) 02:29
レンガ積みの橋台に石を組み込んでいる理由はその部分に鉄製の桁が乗るので強度を増すためです。なので石の部分を見るとどんな桁が架かっていたか推測が出来ます。
投稿: おーさか | 2010年7月31日 (土) 09:41
おーさかさま、はじめまして。
なるほど、この石の部分にも、もともと桁が乗っていたのですね。
次からそういう目で見てみます。
ありがとうございます。
投稿: びんみん | 2010年7月31日 (土) 10:00