葉っぱの昭和ビル(神戸市)
神戸元町の栄町通に出かける用事がありました。
栄町通の表通りはかつて金融街だったようですが、海岸通との間にある裏通りに丈の低いレトロビルが散在し、小さな雑貨店・セレクトショップが集まっています。
現在の住所は栄町通や海岸通ですが、昔は「内海岸(通)」、通称「乙仲通」といって、海産物問屋や通関業者があったようですね。→神戸市HP「神戸建築物語 第5回」
そんなビルの一つが昭和ビルです。
名前からして昭和の初めに建ったんだろうなと思いますが、『兵庫県の近代化遺産』によると、やはり昭和10年の建物です。
お店が入っているので、中も見られますが、もう薄暗いので今回は入っていません。
表から見ると比較的飾り気が少なく、3階のアーチ窓と、面格子にジグザグ・デザインが入るのが目に付くぐらい。
館内の案内に「南側」を分けて表示してあったのでどういうことだろうと回ってみると・・・
細長いビルで、反対側の細い道にも面しているのでした。
2階にバルコニーまであってこっちの方が面白い。
装飾が多くて、表との統一感がなく、こちらは2階ですし、こちらが先で、表は増築(あるいは改築)なのでは?
軒蛇腹は葉っぱで、角にも葉っぱ。
ここまでストレートな葉っぱデザインはありそうで少ない気がします。
とにかく至るところに葉っぱ、葉っぱ。
裏通りの楽しい葉っぱのビルです。
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