箕面の郊外住宅地〜箕面4・5丁目
これまで箕面の郊外住宅地として、桜井住宅地、桜ヶ丘住宅地(住宅改造博覧会跡を含む)、百楽荘を紹介してきましたが、もう一つ、箕面4・5丁目のあたりにも古い住宅があると聞いていましたので歩いてきました。
この地域の特徴は南北に1本、古い桜並木の通りがあることです。全体に緩やかな南傾斜なので、桜の坂道になっています。両側から枝が伸びてトンネルになっていて、桜井住宅地の桜並木より状態がいいようです。
肝心の古い住宅については、建て替わっているものが多いようです。
全地域を歩いたわけではありませんが、見つけたのはこの洋館付き住宅。雨戸を閉めると真っ白になってしまうという蔵のような、窓の少ない洋館部分です。
そして、この洋館付き?住宅です。サイディングに覆われてしまっています。普通、洋館付きは端に付くので位置的に不自然な気もします。
それでも美しい石垣はいくつも見ることができました。
例えば、こちらは玄関の石塀が美しい。
前衛的な雰囲気も漂う石張りの塀。
野石の乱積の目地をコンクリートで固めたもの(?)で、塀も門柱も統一しています。
もっと興味深い建物がないともいえませんので、とくに4丁目の東の方が要確認です。
ただ、地域外に本格的な洋風住宅がありました。
箕面4・5丁目の北の端に東西の水路が流れていて、桜並木があります。さきほどの南北の桜並木と交差するところにこちらの大屋根をもつ住宅があります。
付け柱というよりレリーフに近いものですが、柱頭付きの柱がはめこまれ、一部下見板も張られています。窓の桟は木製。
さらに同じ交差点のはす向かいには、もう少し明るい雰囲気の洋館付き住宅があります。洋館付きでも屋根が二重で、大きな洋館部です。むしろ和風部分が増設なのかも。門柱はカラフルな切石積みでした。
まとまった郊外住宅地以外にもこのように洋風住宅があります。
箕面の主要な郊外住宅地4ヶ所を回りましたが、単独では駅西にもっと大物があるようですし、もう少し探索の余地があるようです。
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