箕面公園への道
石橋を歩いた日、ついでに箕面まで足を伸ばしました。
箕面は住宅と観光の街です。観光の方は、箕面駅から土産物店の並ぶ坂道が箕面公園・箕面の滝に向かっています。まずはそちらに足を向けました。
(土産物街の写真を撮るのを忘れていました)
駅からも、何ごとかと思うほど目立つ巨大なエレベーター。山上に見える箕面観光ホテルのエレベーターです。1993年まで手前の坂を登っていたケーブルカーに代わって、ホテルへの交通手段となっています。後で知ったところでは有料(100円)で利用できるらしいので、それなら気兼ねなく使えます。次は乗ってみたいと思います。
川沿いの道を歩いていくと、「ここより名勝 箕面山」の石柱がありました。昭和5年に名勝に仮指定されたときの記念碑です。(本指定は次に出てくる一の橋から先らしい)だんだん公園に近づいている気分がします。
やがて一の橋、そして橋の手前の橋本亭が見えてきます。明治43年に建てられた旅館でしたが、今はまちづくり拠点のギャラリー・カフェ、貸スペースとして営業しています。
この橋を渡ると箕面公園です。箕面公園は明治31年に府営公園となりましたが、それ以前から実質公園だった、府内でも古い公園の一つです。もちろん見てみたいのですが、日も傾きかけているので今日はここまでとして、橋本亭でひと休みすることにしました。
ここは谷の出口に当たりますので、窓を開け放つと、谷を流れる涼しい風が自然クーラーとしてそのまま流れ込んできます。緑も広がる最高の場所です。
さて、もと来た道を駅近くまで戻りました。
脇に古そうな道がありましたので、そちらに曲がると、これも古そうな四つ辻がありました。街道の趣があります。真ん中の道は中の坂と呼ばれて、西江寺をへて、同じく箕面公園に続いています。
四つ辻のところにちょっと凝った分水施設 兼 洗い場があります。
水路が建物の下をくぐっているのもユニークですし、ちょっとした庭園みたいで面白い。でもこんなところで、洗い物をしていたら、知り合いに会ってばかりで一向に進まなさそうですね。旅人が顔を洗ったりもしたのでしょうか。
駅まで戻って駅前再開発ビルの、みのおサンプラザ1号館地下1階にある箕面市立郷土資料館に入りました。ビルの地下1階にある郷土資料館は珍しいのではないでしょうか。と思ったら、スーパーが抜けた後、2006年に文化センターとともに移転してきたらしいです。
このような郷土資料館は、地域の成り立ちを全体的に知ることができるので重宝します。私の興味がある近代では、ラケット型と呼ばれた(折り返し型でなく、ラケット形の線路を回って運行)かつての箕面駅周辺の模型、桜ヶ丘の住宅改造博覧会会場(探訪済み)の模型、昔の写真パネルなどがあります。写真パネルでは、箕面にあった動物園の写真、大観覧車からの写真、櫻井住宅地(探訪済み)の写真などなど興味深いものがあります。旧街道についても分かります。
料金は無料。
展示品を見ているとまた歩き回りたい気持ちが高まってきました。
さて、もうひと歩き!
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