近代公園めぐり:淀川区編
大正時代の公園探訪から始まって、明治期の公園など、折に触れて近代の公園を回ってきましたが、大阪市の公園サーチで、大阪市の公園の開園年が全て分かるということを知り、折々こつこつ回ってみることにしました。
その1回目ということで、大阪市淀川区の木川公園と西町公園を回りました。いずれも、西中島土地区画整理(昭和4年組合設立認可)で計画された公園です。淀川区を代表する公園は十三公園で、以前別の所で取り上げたことがあります。
公園だけでもさびしいので、周りの風景なども入れながら紹介します。
歩いたのは阪急の十三駅からJR・御堂筋線の新大阪駅までです。
十三からつばめ通りの商店街(十三東本通商店街)を歩いていくと、趣きある木製アーケードにぶつかります。能勢街道が通っていて、このあたりは賑やかだったのでしょう。周辺に路肩の花崗岩切石が残っています。
阪急京都線の踏切を渡り、右に折れると、古いアパートがありました。2つ並ぶといい雰囲気です。
この道の突き当たりに木川公園があります。昭和10年にできた公園です。面積は2869㎡。まるでロータリーのようです。
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上から見るとロータリーのようになっているのがよく分かります。
古い地図を見ると、最初は道が貫通していたようです。
木川公園は中央の広場を木々が囲んでいます。
古い公園だなと思うのは、ストーンサークルのように広場を囲んで自然石が配置されていることです。
続いて、西町公園に移動しました。昭和13年にでき、昭和50年に改修された公園です。5544㎡の緑濃い公園です。まんじゅう型の滑り台があります。
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上から見ると操車場と小学校に挟まれていることが分かります。
中央部には並木の列があります。このまま小学校の門につながっていれば一体感があるのですが、ずれています。惜しい。
東側部分は盛り土してあって、テラス状になり、片隅にパーゴラがあります。子供が遊ぶのを木陰で眺める設計なんでしょうね。
この西町公園は、西村という古い集落に接しています。新大阪駅のすぐ近くに、今もこんな蔵があるのが不思議です。長屋や石畳までありました。
新大阪駅の跨線橋から振り返ってみました。
青いビルの向こう側が西町公園です。
公園から列車が通るのが見られます。
今回は収穫薄でしたが、懲りずに近代公園めぐりを続けます。
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