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2008年8月26日 (火)

青島・煙台の旅(20)青島の街を見下ろす公園

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青島旧市街の中心部にある信号山公園に入りました。
名前の通り、見ての通りの山です。
こちらは龍山路の入り口。

公園は入場料15元(225円)もします。
観光客にはともかく、市民には無料にすればよいのにと思うのですが。
団体の観光客はたくさん訪れていました。

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ちなみに山の下にはトンネルが貫通していて、実は元の防空壕です。これが1981年にホテル(!)・龍山賓館に転用され、1985年からは龍山地下商業街という商店街になっています。400店舗もあるそうです。

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話がそれましたが、山に登ります。
青島の赤い街並みと近代的な高層ビル、海を眺めることができます。
海から霧が押し寄せているのもよく分かります。

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どんどん登っていくと眼下左手に青島迎賓館(次回紹介します)と正面に小魚山公園の塔(後日紹介します)が見えます。

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山の上にはこんなものもあります。
恋人同士が鍵をかける橋。日本と同じ。

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山頂にはキノコのような展望塔が立っています。
(キノコじゃなくて松明だそうですが)

信号山は海抜98m。1898年にドイツ軍が航海信号用の旗台を設置したので、のちに信号山と呼ばれるようになりました。公園になったのは1987年なので新しい公園です。
今では代表的な観光スポットの1つになっています。

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展望塔の中はこんな風になっています。
周囲の床が1周20分ほどで回転する回転展望台です。
なぜか色ガラスをはめているので困ります。
うまく補正できなくて色がばらついていますが、ご寛容ください。

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こちらは北西方向。
中央は気象台です。1905年に設置され、現在の建物は1912年に完成しました。

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西方向。
赤い屋根とともに緑も多いことが分かります。

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青島基督教堂(旧青島福音堂)がきれいに見えます。
1910年にロートケーゲルの設計で建てられた教会です。ユーゲント・シュティールの影響を受けた造形で、とても色鮮やか。
その右側の緑道はさっき歩いてきた沂水路です。

○参照  ヨウタロウさんが中国・青島@建築探訪記で紹介されています。

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同じ道を戻っても仕方ないので、裏側(北側)の斉東路に降りてみました。
次の目的地は、さっき見た青島迎賓館なので、どんどん階段を下ります。

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ここは余裕のある戸建て住宅街です。

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新しく建てられたドイツ風の集合住宅もあります。
どこまで行ってもドイツ風。

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山を下り、信号山を右手に見ながら半周ほど回りました。
このあたりは赤みがかった石塀が特徴的で、おそらく地元で採れる石なんでしょう。それに合わせてコンクリート塀も茶色く塗られています。
これ以上は坂を下らずに右へ。

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ようやくゆるやかな上りになります。再び龍山路です。

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雰囲気のある洋館などが見えてくると、青島迎賓館はすぐ近くです。
次は青島迎賓館に入ります。

○参考資料  竇世強・李明『画説 青島老建築』、2004年、青島出版社  魯海『老楼故事』、2003年、青島出版社

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