旧堺燈台の内部公開
堺の大浜公園を見に行ったついでに旧堺燈台にも足を伸ばしました。別に狙って行ったわけではないのですが、運の良いことに海の日記念で7月20日(日)・21日(月)と内部公開をしています。詳しくはこちら。
西日で見にくいですが、これが堺燈台です。
遠くにシャープ堺工場のクレーンも見えます。
昔は海に突き出していた燈台も、今は囲われているようです。
基台部分は波を切るためにやや複雑な形をしています。堺港の整備ともども備前の国(岡山県)の石工・継国真吉によるものだそうです。木造の燈台本体の工事は、堺の大工・大眉佐太郎によるそうです。
旧堺燈台は明治10年(1877年)に建設され、昭和43年まで現役でした。
引退後も堺のシンボルとして大事にされてきましたが、老朽化のため、平成13年度から18年度まで保存修理工事が行われました。
(以上、堺市の紹介による)
明治のデザインらしく飾りがあって、ゆるいカーブの屋根に軒下の飾りと、鬼瓦の位置に花とも孔雀ともつかないものが乗っかっています。燈台全体が小ぶりなこともあって親しみやすい雰囲気です。荒海の燈台ではないのも理由でしょうか。
1階部分の床は石の基台そのままです。柱は基台に2m刺さって燈台を支えているそうです。
壁の構造はこうなっています。クロスして太い筋交いが入っています。その下にかわいらしい上げ下げ窓。窓からの風が気持ちよかったですよ。
白いペンキ塗りで、わざわざ木目が描いてあるそうです。私にはよく分かりませんでした。
天井を見上げたところ。
この2本の柱は、もともとの柱ですが、傷みが激しいために使われなかった柱です。置いてあるだけ。
入り口の木戸もおしゃれなものが付いています。
中に入れる機会は少ないので、この機会にどうぞ!
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