新潟まち歩き(6)小路の魅力
新潟の街の魅力に小路があるようです。
江戸時代の小路を今に引き継ぐ歴史性・・・によらずとも感じ取れる郷愁、生活感、潤い、そんな心地よさを感じます。大阪でいうと野田・福島に近いでしょうか。
例えば江戸時代の街並みが残っている、建築史的に貴重、とかなら公的に残す理由が立ちやすいですが、普通の小路を残す理由付けは難しいことと思います。やはり市民の「小路が好き」という感覚が鍵になるのでしょう。その意味で、新潟の市民グループが小路の魅力を発信し、それを新潟市がサポートしているのは画期的なことだと思います。
小路については個々に解説するのもなんですので、いくつか写真を示しておきます。
(どこの小路かメモるのを忘れたという事情もありますが)
ところで、新潟の町家の特徴は、丁字造りというものだそうです。
改築されているのでいい例ではないかもしれませんが、上の写真がそうです。屋根の向きを見てください。表通りに平行した棟の後ろに、通りに直交する棟が続いています。そして全体の平面は長方形です。これが丁字造りです。元々、新潟は通りに建物が直交していた(妻入り)文化圏だったのが、明治以降、通りに平行して建てる(平入り)文化が入ってきて、表通り部分だけ変更したものらしいです。
小路に面する町家にも見どころがあって、この近代町家など、各種の窓の組み合わせが魅力的です。
新潟は小路を巡るだけでも、十分楽しめると思います。
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