赤穂でお散歩
先週の土曜日、Iさんの案内で兵庫県の西の端、赤穂に出かけました。
今日は、赤穂でお散歩編。いつもはかなり編集しているのですが、今回はお散歩らしく、あまり編集なしにお送りします。
赤穂の駅を降りると大きなロータリーの先に、赤穂城跡までつづく大通りがあります。最近できたばかりで、20年がかりの難事業だった・・・と写真展を見に来ていた地元の方に教えていただきました。昔はかなり狭い道だったそうです。(個人的にはそちらの方が好きなのですが。勝手ながら)
上の写真は、その道沿いにある中国銀行赤穂支店です。支店開設は1957年らしい。銀行らしく整ってていいなあ。
これは普通に銀行ですが、新しく拡幅された通りは町家風のデザインが施されていて、花屋も町家風、中華料理店も町家風、文具店も町家風で、ぱっと見には何屋さんか分かりません。
この日は青春18切符の旅で、着いたときにはお昼時。穴子料理を推しているお店でお昼にしました。穴子は好きだけど、これにはひるみました。
大通りには、「さくらぐみ」の本店もあって、賑わっていました。
今日は人出が多いそうです。(人混みではないですよ)
赤穂城跡に入り、大石神社へ。
城跡では、城内に建っていた住宅を撤去して、修景工事の最中とのことでした。町のあちこちで「きれいにしよう」という意志を感じます。
大石神社の大石とは大石内蔵助のこと。大正元年、赤穂四十七士を祀る神社として鎮座したそうです。意外と新しいのですね。
そのせいか、娯楽性に富んだ神社になっています。占いの種類の多いこと。私は水に浮かべる水占いで大吉を引きました。仲間と旅行して吉と書いてあったのでぴったり。
怒りの絵馬という、怒りの川柳コンクールのようなものから、義士祭、浅野内匠頭御命日祭のような厳かな行事まで、イベントもかなり多いようです。神社にもいろいろあっていいのでしょう。
入り口には四十七士の石像が並んでいます。なんとなく雰囲気は兵馬俑。
帰りは赤穂城の裏手から出たのですが、古そうな石垣がありました。花崗岩でしょうか。切石の隙間を細かな石で埋めるような積み方をしています。ちょっと色の付いた石が混じるのがアクセント。
駅への帰り道は先ほどの大通りとはうってかわって、旧街道を案内していただきました。ところどころ町家が並んでいます。
昭和レトロな雰囲気の町家。
自転車屋さん、ホクセン輪業社のレトロな琺瑯看板。この自転車はいつもここにあるそうです。このカーテンの向こうはいかに。
今どきの町家活用店舗ではなくて、年季の入った雑貨店。トイレットペーパーなどがメインでしょうか。驚いたのは、店の中にいくつもツバメの巣があったことで、昔ながらのおおらかさを感じます。
赤穂義士ゆかりの花岳寺で休憩。藩主浅野家の菩提寺です。バランスの整った建物。
角地にピンクの下見板の建物がありました。ちょっとかわいらしい感じです。
駅まで戻ってきました。駅前には大きな自転車預かり所があります。広いので学校別にゾーンが決められているほど。貸自転車もやってます。最近の整然とした駐輪場にない懐かしさを感じます。学生には思い出の場所のひとつなんでしょうね。
観光地ながら、あまり「これを見なければ」などと気合いを入れて回らない方が楽しめそうな赤穂の街です。
あまり編集せずと言いましたが、1ヶ所だけ郷土資料館の紹介を飛ばしました。それはまた回を改めてご紹介します。
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コメント
昔のバイト仲間Sです。一緒に行きたかったな~、またヨロシク。
投稿: しもはま | 2008年4月 9日 (水) 00:58
Sさん、こんばんは。
書き込みありがとう。
今回は残念でした。
次は一緒に行きましょう!
投稿: びんみん | 2008年4月 9日 (水) 02:43
Iです。何を見ても反応していた二人がおかしかったです。とりあえずずっと笑っていた旅でしたね。説明をはしょった銀行と昭和レトロ物件が登場していたのでやはりこの2つは建築物として魅力的なのかなと思いました。銀行はほんとに端整で、横に建物がないので他と違う感も目を引く要因かな。ピンクの建物エリアも奥深いです。
坂越編楽しみに待ってます。
投稿: のーと | 2008年4月 9日 (水) 08:47
のーとさん、こんばんは。
写真を取り忘れてましたけど、「ポップコーン」の言葉に反応した鯉がとくに笑えました。
いろいろ楽しめましたよ。
銀行は上の写真では分かりにくいけど、扉も気に入ってます。
ピンクの建物はなぜピンクになったのか不思議です。
和歌山の南の方はなぜかブルーが好きらしく、街中でブルーのペンキをよく見かけます。地域性でしょうか。
まだまだレトロ物件があるのかなと思いますが、それはまたの機会に。
投稿: びんみん | 2008年4月10日 (木) 00:50