下呂の鉄橋
下呂温泉の街を旧街道に沿って南に向かうと、古い鉄橋がありました。
六ツ見橋といいます。鉄骨に「株式会社大阪鐡工所製作 昭和6年」のプレートが溶接されています。(大阪鐡工所は今の日立造船)
高山の話をしたときに、鉄道の開通が昭和9年と書きましたが、下呂まで鉄道が来るのは一足早く昭和5年です。翌年に架かった鉄橋なわけで、鉄道の到来に合わせて開発が進んだのでしょう。
当時の橋柱も残っています。
時代の雰囲気濃厚なデザイン。
当然、橋に続く道路は主要な道路だと思われます。
面白いのが、街路樹に桜が植えられていて、アーチを描くように道をまたいでいることです。
お辞儀をしているようにも見えます。
あと一つ、近代の雰囲気を持つものに、下呂市森の牧医院がありました。
これも旧街道沿いです。外壁に縦の板が貼られて、白いペンキを塗っています。
庭木でよく見通せません。
窓はこんな感じ。壁は白、窓枠や柱は茶色にすっきり塗り分けられています。軒下が板張りで白いペンキ塗りなのが洋風らしい感じ。でも屋根は瓦です。
温泉街とはまた違った、下呂の落ち着いた風景です。
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