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2007年11月18日 (日)

ぐる博2007(2)

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河内長野の「ぐるっとまちじゅう博物館2007」(ぐる博)の続きです。
今回、一番の目当てはこの南天苑でした。
もともと大正2年(1913年)に堺市の大浜公園にできた「潮湯」の建物の一つで、「家族湯」と呼ばれ、主に個室風呂、個室の休憩室が配されていたそうです。その後、昭和9年に室戸台風で損壊、これを機に昭和10年、現在地に移築されたのだとか。隠居といってよいような移動です。
和風ベースながら、設計は辰野片岡建築事務所だそうです。
今は国の登録文化財にも指定されています。

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北側部分は庭に面しています。

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南側はこんな感じ。

内部の写真は営業中なので遠慮しましたが、休憩室などいい感じでした。
ぐる博期間中、平日の1日だけ客室が公開されていました。
いつか食事に来てみないと。

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さて、ぐる博では、普段見れないというより、普段見ないような小さなお寺なども公開されて、訪れるいい機会になっています。
このお寺もはじめて。
真言宗御室派の地蔵寺の末寺、安明寺です。
中には仏像がたくさん。

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高野街道でもこの区間を通るのは初めてでした。
石垣がずっと続いて、この地域特有の南天が植わっている雰囲気のよい道です。

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そして、これは南海高野線の旧鉄橋を支える煉瓦橋脚です。
(この橋は歩道として架けなおされたものだと思います)
写真ではよく分かりませんが、足がすくむ高さです。
川幅は狭いんですけどね。
そんな物件の情報なども、配布される地図には表示されていて、公開物件だけでなく、いろいろ楽しませてくれます。
来年も期待してます。

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