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2007年10月21日 (日)

宮の浦と大山祇神社

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しまなみサイクリングでは、大三島の宮の浦に泊まりました。
かつての大三島町の中心地、2005年に合併して今治市です。
「宮の浦」はその名の通り、「神社のある入り江」で、神社とは大山祇(おおやまづみ)神社でしょう。島なので、昔、といってもつい最近までは海が玄関口ですから、港は神社の表玄関ということになります。そんな港の第一埠頭は神社風です。ユニーク。

 

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港に建つ商工会館も日本建築風。

 

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港から大山祇神社までは、参道が続いています。
参道にはこのような建物が並びます。これは酒屋さん。
表の木部はベンガラ塗りで、ちょっとあでやか。
これも神社を意識してでしょうか。

 

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深い軒下に床が張り出しています。
通りゆく参詣客を眺めながら憩っていたのではないでしょうか。

 

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洋風の装いをしている棟もあります。
両開きの木製雨戸が町家には珍しいか。
建物本体は和風なんですけどね。

 

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古い官公署風の建物もあり。
今は使われていないようです。

 

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海の町らしく、波か帆の形をした棟飾りを乗せた家がありました。
ここは港町ではあっても漁村ではなく、海の宿場町または海運の町ではないかと思います。

 

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岩山に囲まれたふもと、川の先にある杜が、大山祇神社です。

 

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大山祇神社には、クスノキの巨木群があり、天然記念物に指定されています。

 

この神社は歴史が古く、伊予一宮の格の高い神社で、説明には日本総鎮守をうたっています。
祭神の大山積大神は海上安全の神様だそうです。
源義経奉納の鎧をはじめ、武将の奉納した武具で有名らしいですが、時間がないので、今回はパス。

 

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とくに説明はありませんが、この神社は背後の岩山とも関係がありそうです。
古い神社ほど、地形的に特異な場所にあるので。

 

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もちろん海とは関わりが深く、棟飾りには波が渦巻き、紋の「三」も波打っています。

 

海に関わる神社があることで、いっそう海に近い宮の浦でした。

 

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