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2007年6月23日 (土)

松江モダン

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松江の街といえば江戸時代の城下町。
そして明治の小泉八雲。
それだけでも十分観光できてしまいます。
カラコロ工房という旧日本銀行の建物はありますが、昭和初期というのは、ここではほとんど観光の対象ではありません。

 

そんな松江で昭和初期のモダン建築が立ち並ぶのが白潟本町。
城下町の中心部からは川向かいで、宍道湖の東岸にあり、江戸時代は廻船問屋が建ち並んでいた商人の街でした。
昭和2年に白潟の大火があり、その後、耐火建築に建て替えられたために、鉄筋コンクリートの建物が並ぶことになります。

 

最初に紹介するのは尾原ビル(旧尾原呉服店)。昭和7年の建築です。最上階にはかつて宍道湖を眺めるカフェがあり、屋上庭園が今も残っているとのこと。

 

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松江で最初のエレベーターが付いた、当時かなりモダンなビルだったようです。

 

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中に入る時間はなかったのですが、入り口のステンドグラスは、微妙な色合いが美しいです。宍道湖の色を思わせます。

 

※追記
 この尾原ビルが既に取り壊されたことを知りました。
 5月の連休明けに取り壊しになったとのこと。旅行が4月だったので、1ヵ月ほどで消えてしまったことになります。次に行ったときには中も・・・と思っていたのに。はかないものです。(2007.7.10)

 

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次いでは山陰合同銀行旧本店営業部。
こちらは戦後建築で、昭和28年のものです。

 

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現在は白潟ギャラリーとして、天井の高いスペースが展示スペースに活用されています。

 

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そしてこちらが昭和12年の出雲ビルディング。
最上階は増築されているようですが、味があるビルです。
2階にはバルコニーがあります。

 

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2階以上の部分です。
簡略ながら、ところどころ装飾があります。

 

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メインの階段。狭いです。
いろんな素材を使っています。
左にある緑色のものは何か分かります?

 

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ちょっと面白い郵便受です。
がばっと開いて、裏から取り出すようになっています。
ビルの使われ方は大阪などと同じく、ちょっとしたライブハウス&スタジオなどが入っています。

 

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正面に戻ります。
松葉菱に“I”のマーク。
もちろん、“I”は出雲ビルの“I”で、松葉菱は松江ということではないでしょうか。

 

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同じ通りに松江バザールというお店があります。
こちらは松葉菱に“B”。同じ空気を共有しています。

 

尾原呉服店のネオンにしてもそうですが、かつての繁華を想像させる華々しい字体です。今は寂しい商店街ですが、いずれこの資産をもとに復活してもらえばと期待します。

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コメント

むかし松江に一人旅したことがあります。
そのときも”モダン”なレトロビルを見た覚えがあります。
古くて美しいビルは温もりがあってほんとにいいですね。

投稿: ねこ | 2007年6月24日 (日) 10:18

ねこさん、こんにちは。
松江を旅されたことがありましたか。
お堀沿いにも上記の元日本銀行松江支店(カラコロ工房は平成12年オープン)などのレトロビルがありますので、ご覧になったのでは。そちらもまた紹介しますね。
松江は、レトロビル、看板建築、町家と見どころ豊富です。

投稿: びんみん | 2007年6月24日 (日) 12:29

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ステンドグラスって素敵ですね。 教会なんかで見かけるとつい見入ってしまいます。 最近は教室や工房なんかもあったりしてチャレンジしてみたくなります^^ [続きを読む]

受信: 2007年6月26日 (火) 22:03

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