住宅になった公園
この写真、何だと思います? この家は今回のテーマに関係ありません。
以前に取り上げた“大正期の公園を求めて”シリーズ。
あと1つの公園が残っていました。どう見ても期待できないから後回しになっていたのですが、確認のために出かけてきました。やはり跡形もありません。
そう、この写真のあたりが清水谷小公園の跡と思われるのです。
大正6年開園で、面積は803坪。大阪市内で6番目の公園です。
もう少し右を向くと位置が分かります。
右は清水谷高校のグラウンドです。
グラウンドの北側に、大正期の公園によく見られるシュロの木が生えていました。
グラウンドの公園側(西側)には、石材が無造作に積んであります。
もしや公園の一部もここに・・・
公園跡のすぐ外側にはこういう昔ながらのお店がありました。
さびしいラストですが、今回はこのへんで。
これに懲りず、残りの明治・大正の公園、昭和初期の区画整理公園も追ってみようと思います。
(追記)
大正天皇即位御大礼事業の6公園は、家屋密集地に整備されたそうです。(2008.11.3記)
○大阪市内の明治・大正期の公園
1.住吉公園(明治6年)「大阪で最初の住吉公園」
1.天王寺公園1(四天王寺)(明治6年)
3.中之島公園(明治24年)
*.天王寺公園2(明治42年)
4.日本橋街園(大正5年)「御蔵跡の公園へ」
5.築港遊園地(大正6年)
5.清水谷小公園(大正6年)「住宅になった公園」(今回)
5.北野小公園(大正6年)「閉じられた公園」
5.西野田小公園(大正6年)「神域になった公園」
9.九条小公園(大正7年)「大正期の公園を求めて」
9.阿波座小公園(大正7年)「学校になった公園」
9.御蔵跡小公園(大正7年)「御蔵跡の公園へ」
12.西九条小公園(大正8年)「大正期の公園を求めて」
13.木津小公園(大正11年)「ショールームになった公園」
13.新世界街園(大正11年)
15.桜宮公園(大正12年)
15.扇町公園(大正12年)
15.市立運動場(大正12年)
15.恵美須町街園(大正12年)
19.大手前遊歩道(大正13年)「大手前遊歩道」
20.福島公園(大正14年)
| 固定リンク
「日常旅行(大阪)」カテゴリの記事
- 2022年もよろしくお願いします(2022年初歩き)(2022.01.02)
- トンガリ屋根の市営住宅(東大阪市)(2021.08.02)
- 野里を歩く(大阪市西淀川区)(2021.07.25)
- 姫島を歩く(大阪市西淀川区)(2021.06.13)
- 住吉大社門前の道(大阪市住之江区)(2020.01.03)
「公園」カテゴリの記事
- 元代用公園の耳塚児童公園(京都市東山区)(2024.06.14)
- 元代用公園の松原橋児童公園(京都市東山区)(2024.06.12)
- 高原児童公園の改修前と後(京都市左京区)(2024.05.30)
- 飛鳥井児童公園(京都市左京区)(2024.05.28)
- 明田児童公園と殿田公園(京都市南区)(2024.04.30)
コメント