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2007年5月12日 (土)

木本・本町通り散歩(熊野市)

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熊野市の話のつづきです。
レンタサイクルを4時半に返し、まだ電車の時間までは1時間あまりありましたので、熊野市の中心部・木本の市街を歩きました。観光案内所で教えてもらった昔の中心地は、その名も本町通り。
海岸沿いに走る国道から平行して1本入ったあたりの通りです。辻では国道越しに四角い海が見えました。

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そして反対側には丘があります。波で浸食された奇岩が街なかにそびえています。
なんと印象的な街でしょうか。
鉄道はこの丘の向こうです。

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あまり分かりやすい写真を撮ってなかったのですが、これが本町通りです。
またの名は木本古道通り。熊野古道が通っていたから。

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そんな通りに近代建築もありました。
西衣料品店です。昭和3年に紀新銀行が木本初のコンクリート造りの店舗として建設したもの、だそうです。つまり元銀行。

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正面2階には、格子戸の通りに異彩を放つディオクレティアヌス窓。

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柱の上部に配されているこのデザインは何のモチーフなんでしょう。

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そして、いつも撮っている床下換気口のグリル。
しゃれてます。

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こちらは新しいものですが、加田捨鉄砲火薬店の看板。
ユニークな看板でしょう。
野生動物の多い熊野らしいお店です。
でも昔は呉服店だったそうです。昭和30年頃に廃業し、昭和36年頃に火薬業を開業。

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もう1軒近代建築がありました。
総合雑貨・消防用品の丸田商店。
でももとは明治39年に建てられた木本町役場だそうです。

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2階部分はその頃のもので、2階内部も残っているという話です。

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こちらは林業家の旧奧川邸。
びしっと組まれた亀甲積み(六角形)の石垣が見事です。
林業をやっていただけあって、建物も立派なもの。

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庭もこんな風に重みのある庭です。
背景の石垣が苔むして独特の雰囲気を醸しています。
今は紀南ツアーデザインセンターが運営するビジターセンター(兼事務所)になっていますので、自由に入れます。古い町家をビジターセンターにするのはよくあることですが、それにしてもぜいたく。

毎朝、釜炒りするというおいしい番茶もいただけます。

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歴史的な街を紹介したあとにこんなお店も紹介しておきましょう。
片岡シェーク店というお店で、シェーク、ラーメン、ハンバーガーという高校生に最適化されたようなメニュー。それもそのはず、近くにこの地域唯一の高校、木本高校があります。
きっと高校生の思い出の店だったりするんでしょうね。
抹茶シェーク180円をいただきました。

最後、時間がなくなって駅まで走ったのでこれ以上紹介できませんが、細い路地など、散歩して面白い街です。

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