出雲大社境内
出雲旅行の話は、まだ続きがあります。
今回は出雲大社の話。やっと境内に入ります。
参道を登り切ったところに現れるのは、正門鳥居、そして、その背後の神苑です。
いよいよ境内という気分。
ところが鳥居をくぐると松林の長い下り坂。
こういうパターンは珍しいのではないでしょうか。
たいがいの神社は、拝殿・本殿まで登っていくか、あるいは水平だと思います。
砂丘の地形なのか、神苑を担当した伊東忠太の演出か。(伊東忠太が関わっていたと知ったのは後のことで、知っていればもっと注意深く見たのに)
本殿一帯はこのように山に囲まれています。
一つの山塊というより、たくさんの小さな山に囲まれているよう。正面も丘になっているわけですから、小さな盆地のようなもの。古代以来の神社の空間は、何か特別な場であることが感じられて好きです。
神社の北には、2つの池が掘られています。正面の広々とした白砂の空間に対して、鬱蒼とした森です。
この日は平日だったのでとりわけ静か。
その一画には、森の雰囲気に合った彰古館が建っていました。大正3年(1914年)に建てられています。
近道しようと思えば本殿脇の駐車場から歩けばすぐですが、こういう雰囲気全体を楽しむなら、やはり参道から歩いてきた方がいいのではないでしょうか。
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