地下プールの写真展
「Comical & Cynical(コミカル&シニカル) 韓国と日本の現代写真/二人の女性のディレクターから見た一側面」
会場:ドーンセンター地下1階(天満橋徒歩5分)
会期は31日まで(ただし月曜は休み)
開催時間は12:00〜20:00
http://poolphoto.exblog.jp/
という写真展を見てきました。
なんとなく変でしょう?
実は会場は元地下プール。6年間使われた後、ランニングコストがかさむため閉鎖され、7年間眠っていたそうなのですが、改築されるにあたって写真展の会場として使われることになったそうです。
こちらは逆方向からの写真。
知人のIさんにご案内いただいたのでしたでしょうか。
有料(300円)ですが、会場も面白いですし、写真も楽しいので、お勧めです。
☆内容続報です
この写真展は韓国と日本の若手写真家の写真展です。韓国側は米軍の存在や結婚の儀式など、社会的な問題をストレートに表現しているのに対して、日本の写真家は社会的な問題意識があっても間接的に表現していると感じました。日韓のディレクターの好みの違いなのかもしれませんが。
以下、少しずつ感想。○家族がいろんな職業の一家に扮するという<浅田家>の作品が楽しくて気に入りました。枚数を見るほどに面白さが増します。展示作品だけでなく、会場内に写真帳が置いてありますので、こちらもお見逃しなく。
○出展作品のお一人、梅佳代さんは先日の「情熱大陸」で紹介されたそうです。<シャッターチャンス祭り>というタイトルそのものに壁一面のコミカルな瞬間。後で許可を取って回るのもかなりたいへんだったのではないでしょうか。
○山下豊さんの軍艦アパートの写真もあります。建物の内部です。生活臭が強い空間なのに、実にきれいに撮っています。
○池田朗子さんの<their site / your sight 07>。写真から人物などを切り抜いて立てる。こども雑誌の付録にもそういうのありました。私もやったことあるんですが、作業対効果の高い楽しい作業です。ただ、壁一面作るとなるとたいへんでしょう。壮観です。プリントだからできることですね。
○佐伯慎亮さんの<嘔吐マチック>は、角度の妙。富士山、工場の煙突、お地蔵さんが一つの画面に収まる奇妙な風景が大きく貼られています。普段見ないようにしているもの、まして写真には撮らないものを見せてくれます。
※なお、会場内撮影禁止なのですが、宣伝のためということで、許可を得て撮影しました。
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コメント
ご来場ありがとうございました。
梅佳代さんの写真集「うめめ」は普通の写真集の10倍のペースで売れているのだそうです。特に写真家志望の若い人に受けています。
展覧会終了後には必ず「幻の写真展」といわれるものになると思っています。
以上、1ボランティアスタッフの宣伝でした。
投稿: ニワユタカ | 2007年1月28日 (日) 00:50
ニワユタカさん、ようこそ。
今日はいろいろ説明していただいて、ありがとうございました。
また補足もありがとうございます。
実際のところ、会場がプールでなかったら見に行っていない可能性が高かったのですが(すみません)、見る価値の高い写真展だと思います。
そうそう、1枚目の写真、ニワユタカさんに持っていただいています。
投稿: びんみん | 2007年1月28日 (日) 02:43