ぐるっとまちじゅう博物館2006
「ぐるっとまちじゅう博物館」というのは、毎年秋に開催されている河内長野市の文化財公開イベントです。
地元なのですが、「一般公開されていない」ことを初めて知るところもたくさんあります。今回は天見地区特集として、郷土資料館の企画展「元禄の高僧 浄厳と蓮体」に連動してゆかりの文化財公開を説得されたとか。市教育委員会の方の意気込みを感じました。
公開文化財の中でも私が気に入ったのは、この「松明屋」。
旅館のような名前ですけど、弘法大師堂です。
この前を高野街道が通っています。
なぜこの名前なのかというと、弘法大師が高野山を開くためにこのあたりまで来たときに夜が明け、消えた松明の枝を刺すと大木に育ったという伝説があるからだそうです。最近台風で倒れるまでお堂の側に大木が立っていたと説明を受けました。
また、病除けのちまきが名物だったそうで(普通の粽とはちがいます)、こうして軒に吊してあります。
でもなにより気に入ったのは縁側。小さなお堂なのに三方に縁側をめぐらせてあります。高野山詣での盛んだった頃は、休憩する人がこの縁側にいっぱいだったんでしょうね。
この「ぐるっとまちじゅう博物館2006」は、11月12日(日)までです。
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