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2006年10月27日 (金)

SF的な男鹿島

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再び、男鹿島(たんがじま)です。
ところで、昨日、”オブジェ”として取り上げた物体は、過去の遺物ではなくて、いまも使われています。この写真、船のクレーンから下げられたワイヤーの先端がその爪です。訪れた日はたまたま砕石の積み込みが行われていました。この島最大の産業が活動を再開しています。

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砕石を選別場から船のところまで運ぶダンプも巨大。なんだかSF映画の一シーンのように見えます。”惑星タンガ”という感じ。

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採石は島の周囲から中心部に向かって進められ、このように巨大な崖ができています。写真が小さいので、人が見えにくいかもしれませんが。

この島の石材は港湾埋め立て用の安価なもので、関西空港島、阪神淡路大震災復興、関西空港島2期と神戸空港という、関西の大型事業に石材を供給してきました。家島諸島には、西島というもう一つの石材の島もあります。おそろしいほどのスケールです。
今回、忙しく動き出したのは、大阪港で新たな埋め立てが始まったからだと聞きました。

家島諸島からは、古くは大阪築港、阪神間の港にも石材を運んだそうです。採石に関連して、海運業も派生しました。それが家島本島で見る船の密集、そして家島の繁栄につながっていました。数年前までは。

グーグルマップでみるとスケールがよく分かります。
男鹿島の衛星写真はこんな感じです。
SF的。

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