中之島公会堂特別室公開
この週末、家島に出かけていたので更新できずにすみません。
そのご報告の前に、中之島公会堂特別室の公開について書きます。初め、こいちゃさんのブログで公開を知ったのですが、その後忘れていて、ひろさんのご報告で思い出し、昼休みに出かけてきました。ありがとうございました。
既にひろさんのところ、(ひろさんご紹介の)のりみ通信などで紹介されていて、1室だけのことですから、写真がかなり重複します。省こうかと思いましたが、ここだけ見る方もいらっしゃるので載せることにします。
最初の写真は中之島公会堂の外観です。
中央上部の巨大な半円窓の部分が、今回、特別公開された特別室です。以前は貴賓室と呼ばれていたところです。
まずはお決まり、外からも見えるステンドグラス。
やはり透過光で見るときれいです。
両サイドにはクジャクの羽のような模様が下がっています。
透明ガラス部分があるので、外の景色と一体化して見えます。
のりみ通信さんと全く同じですが、凸レンズがはまっているのが面白いなと思って、逆さの景色。しかし、凸レンズが絵画保護のためとは気づきませんでした。
主要な見所の一つ、松岡寿画伯による天井画の「天地開闢」。まだ天と地が混沌としていたころ、イザナギ、イザナミが天上から矛で下界をかき回すと落ちたしずくで、おのころ島ができ、淡路島ができ・・・という伝説です。その矛が渡される場面、まだ大地はできていません。
奥の壁画は仁徳天皇陵が高台から町を見て、民のかまどから煙があがっていないことに気づき、政治を改める伝説を描いています。ほかに古代の商業と工業の様子を示すという壁画もあります。
刺繍や木製ドアも見所ですが、省略。
柱に目を移すと、このように立派な大理石の柱が立っています。中は円柱、壁沿いは角柱です。白、グレー、赤の3色の大理石がきれいです。
壁の下の方や床についても、様々な色の大理石を組み合わせています。色を素材の色で表現している素晴らしいものです。このような石が敷き詰められています。
階段の側面と床も同様に大理石を貼ってありますが、こちらは大理石が一度風化して再び固まったれき岩を使っているようで、ざっくりした感じのまた違った良さがあります。1階までこれは使われています。
ついでに、階段の親柱。大正7年のオリジナルの形を踏襲しているのでしょうか。この時代、やはり階段の親柱は一つのポイントですね。
当日は来場者も多く、平日昼間だからか年代が熟年世代に偏っている気はしましたが、関心の高さが分かりました。
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コメント
こんばんは。
お互いにいっぱい写真を撮ったみたいですね。
特別室だけでも撮りだしたらきりがないです。
親柱などの写真、私も撮りましたよ。
私が行ったときも平日でしたが、確かに熟年世代が多かったような気がしました。
若い人にももっと見て欲しいです。
投稿: ひろ009 | 2006年10月18日 (水) 00:12
ひろさん、こんばんは。
後々比較に必要になったりしますので、たくさん撮っておくにこしたことはないですね。デジカメなら気楽ですし。
ほんと若い人にもっと来てほしいと思いました。
投稿: びんみん | 2006年10月18日 (水) 02:29