裏側の見せ方(崎山ビル)
待ち合わせ場所に早く着いたので近所をうろうろ。
大正中期の建築という、崎山ビルがありました。
窓ータイルー窓の縦のライン、タイルのポイントの青と窓に映り込む青空のリズムが見ていて楽しい。
階段室のてっぺんのタイルも効いてます。
でもこちらは裏側。
タイルの装飾を拡大するとこんな感じ。
たまたま裏が駐車場なので、よく観察できます。
こちらが表側。
タイルの剥落を防ぐためか、表も裏もネットで覆われていて、玄関のひさしも危なっかしい。
表も昔は裏のようなタイル飾りがあったのではないでしょうか。
Opiumというイタリア料理店がこのビルを支えているようで、この店が抜けたらガラガラと崩れてしまいそう。
近づいてみます。玄関の上、シンメトリーになった植物柄のステンドグラスはなかなかきれい。
ちょっと中に入ってみました。
前に大バンの方が探検されて、傷みように悲しんでおられたのですが、状況は変わらず、天井の塗装がめくれあがったままです。とはいえ、昔の状態にあまり手が加わっていないともいえますね。
磨けば光りそうなのに。
さらに奥の階段周り。タイルだけが明るく見えます。
そのまま奥に抜けるとポーチがあります。
裏口はどういう風に使われていたんでしょうか。
改めて裏側を見上げると2階まではそっけなく、3階以上に装飾を施しています。
ということは、昔は手前に2階建ての家が並んでいて、上層階でなにわ筋(手前)からの視線を意識していたのかなと思います。
裏通りなりの見せ方が面白く感じられました。
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コメント
こんばんは。
私は何となく裏の方が好きです。
タイルがいい感じ。
すみません。トラックバックを2つ送ってしまったみたいです。
投稿: ひろ009 | 2006年10月 2日 (月) 23:50
ひろさん、こんばんは。
トラックバックありがとうございます。
私も裏の方がいいと思いました。
建物が消えて駐車場などになっていると悲しい気分になりますが、こういうときばかりはありがたく思います。
投稿: びんみん | 2006年10月 4日 (水) 02:13