塩飽本島に暮らす
1泊2日で何が分かる、といわれても仕方ありませんが、島の暮らしについて思ったこといろいろ。
島に食料品・雑貨店は4〜5軒だそうです。そのうちの1軒が泊集落のこのお店。
裏通りを走っていると、そのまま店に招かれるよう。
いい雰囲気の通りだなと思いました。人影はなくて猫影。
笠島地区で見つけた広告。コンビニはなくても、島なりの商売を始める人がいます。
***
大阪よりましとはいえ、昼間は島でも暑い。
町外れにある喫茶店に入りました。本島に喫茶店は2軒だけだそうです。
ビニール貼りの椅子がある昭和40年代風のお店では(時代推定は適当です)、3人のおじさんが魚をつまみにビールを飲んでいました。しかも、そのうちの1人はマスターです。
私はアイスコーヒーを注文。(私は紅茶の方が好きなんですがここではコーヒーの方が確実なので)大きなボトルにたっぷり作ってあって、普通以上においしいコーヒーでした。
一見してよそ者と分かる私に「どこから来た?」と声がかかり、「大阪から」というと感心されました。「今日は山寺で祭りがあるから行ってみ」とまたアドバイスをもらいます。
おじさん同士は海で採れる貝のことなど話しているようです。あれはおいしいとか、おいしくないとか、町では驚くほど高いとか。今は採る人が少ないから、あるところにはあるみたい。
「笠島には行った?」「これからです」と店を出ました。
同じ日本でこうも暮らしのリズムが違うものかと思います。
サイクリングの途中で見かけた看板やタンク。まさにライフライン。
限られたライフラインでつながっていて、不便な面も多々あると思う島ですが、出会った島の人たちは充実した日を送っているようでした。
「塩飽・山寺の夏祭り」につづく・・・
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