日本一元気な(?)商店街
佐世保の商店街は日本一元気な商店街(中心市街地)といわれています。
今回、佐世保に出かけた一番の理由は、この商店街を見ることでした。どんなところか気になりますでしょう?
駅前から伸びる幹線道路を行くと、正面に商店街の入り口が見えてきます。幹線道路はぶつかる手前で右に避けて、付かず離れず、商店街と平行して走っています。この四ヶ町商店街と三ヶ町商店街が一直線につながって、全長1kmの日本一長いアーケードになっているそうです。(日本一ってあちこちで聞くんですが、つながったアーケードとして最長という意味なんでしょうか。天神橋筋商店街のアーケードもかなり長い気がするので)
入ってみると人は結構歩いています。また所々、ベンチやテーブルがあって、座っている人が結構おられます。
今日は日曜日なので、普段の人出とは違うはず。女子高校生があちこちで通行量調査をしていました。
商店街の真ん中あたりに来るとぱっと開けて広場があります。広場では、長崎県各地の特産品を売る屋台が出ていて、隅の舞台では太鼓の演奏が行われていました。広場は幹線道路までつながっていて、バス停があります。
私なりになぜこの商店街が元気なのか、考えてみました。
相当、営業努力はされているはずですが、それ以外に元々の条件は大きいと思います。
○佐世保の街は海と基地、反対側は山が迫り、商店街が通路のようになっている。
○大きな道路で商店街が分断されていない。
○大きな道路がつかず離れず、平行している。
○山だらけなので、郊外型大型店は立地しにくい。
○山にはたくさんの住宅がある。
○米軍基地と自衛隊基地がある。
○そして、アーケード内はクーラーが効いていて涼しい!
(歩くならアーケード。暑い夏に実感)
かなり特別な街かなと思いました。
この街にはもう一つ変わった商店街があります。それはこのトンネル横丁。
なんと防空壕を転用した商店街だそうです。上は小学校の運動場で、見事な立体利用です。結局、土地が少ないからなんですね。
日曜日で開けているお店が少なかったのですが、魚屋さんが開いていたので写真を撮りました。ドーム型になっているでしょう? 天井は低くて、奥行きがあります。もう1軒、もっと防空壕らしいお店があったのですが、写真を撮りづらい雰囲気だったので、やめました。酒場もあるようで、それは面白いかも。
すべては山がちなところにたくさんの人が住むことから始まっているようで、その結果として、あちこちに面白みのある街の景色ができあがっているような気がします。
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