1年ぶりの上海(5) 豫園ではぐれる
今回は上海散歩・昼間編です。
スタートは上海第一百貨店あたりから。1936年開業のこの百貨店は、繁華街の南京路にあって、昔は上海で一番の百貨店でした。
中国語の教科書で、「上海第一百貨店で買い物をする」というシチュエーションはおなじみだったんです。今はどうなのかな。
順位は落ちましたが、今も立派に営業しています。
ここから後ろを振り返ると(南を向くとこんな感じ)
<2005年>
<1994年>
ちょうど94年に同じような場所で撮った写真があるので、並べます。
同じ横アングルで揃えようと思ったんですが、広角でも上が切れるのでやむなく縦です。
左手にある教会を基準にしてもらうと分かりよいと思います。
ミニチュアになったみたいで、嘘みたいでしょう?
2005年の右手は分かりにくいですが、広場になっています。右手奥には上海博物館があります。
<こんな風景はいたるところに>
この日は土曜日。午後自由行動になる知人と豫園で落ち合う予定でした。
豫園というのは、上海の旧城(中国の古い都市は城壁に囲まれていました)の中にある中国庭園で、極言すると上海で唯一の歴史観光地といえる場所です。といってもささやかなものでした。
私自身10年ぶりぐらいではないかと思います。
バスでも行けますが、せっかくなので徒歩で、河南中路を南へ南へ。
南へ行くほど、古い小さな卸屋さんなどが残っていて、懐かしい気分になります。
豫園到着の直前には先方の携帯に電話して、豫園の前で待ち合わせることにしました。
そして着いた豫園周辺。唖然。
何? この大がかりなセットは。
<右は金製品のお店>
豫園のショッピングゾーン内は狭い通路で昔の賑わいが演出されています。
ここが狭い意味での豫園の前。有名な九曲橋、そして向こうに見えるのがこれも有名な茶館の湖心亭です。
土曜日の午後なので、とにかく多い、人、人、人。
ところが、待てども知人は現れません。携帯にかけても不通。
実は少しこの事態をおそれてはいました。日本で借りたという、その090で始まる携帯はどうもつながりにくいんです。これだけ人が多い場所なのに!
ちょっと話がそれますが、私は去年来たときに携帯電話を買っています。
こういうもの。
いわゆるGSM携帯で、電話番号の入ったSIMカードとプリペイドカードを別に買います。本体1280元でしたので、19000円ぐらい。決して安くありませんが、通話料が圧倒的に安く(日本にかけても1分20円と言っていたような)、それまでレンタルで毎回1万数千円かかっていたので、2回でもとが取れる計算になります。
「日本と韓国以外ならSIMカードを差し替えればどこでも使える」とのことでしたので、それなら良いかなと。
いちおう自分の携帯もAUでローミングできるタイプなのですが、それも高いので。ボーダフォンだと違うのでしょうか。
ともかくつながらないままに時間は流れ、ちょっと「持ち場」を離れて、橋の反対側に行ってみたり、出口に行ってみたりしたのですがだめ。
写真撮影をする人のためにどかないといけないので、じっとも待っていられません。
そんなこんなで、結局、2時間ぐらい粘って、あきらめて帰りました。
後で知人に聞いたところ、どこが入り口か分からず、ぐるぐる回っていたそうです。
ようやくたどり着いたのは、2時間を回って、入場締め切りの頃だったとか。ニアミスといえばニアミス。
携帯の通じないときの不便さを味わいました。
おまけの話。
待っている間に人の食べているものなど見ていたのですが、気になったのが、シャオロンパオの大きなようなもの。デンとカップに乗せて、ストローで吸っているんです。あれは肉汁を吸っているんでしょうか。
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