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2017年2月

2017年2月15日 (水)

大毛島から高島へ(鳴門市)

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(訪問日:2016年9月11日)

前回、鳴門の渡船の記事で省略した、大毛島から高島までのサイクリングについて紹介します。
大毛島の北端は鳴門公園で、大鳴門橋が架かり、大塚国際美術館もある観光地ですが、そちらには行かず、小鳴門海峡沿いを走りました。

土佐泊の渡船場に着いたところから。
渡船はすぐに引き返し、タラップだけが残されます。

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土佐泊の集落で写真を撮っていると、近くで作業中の漁師さんに声をかけられました。
有名な鳴門わかめの養殖をされていて、今は網の手入れ中だそうです。
太いロープにビニールのひもをくくりつけたりされていました。

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別の家の前にはたくさんのブイ。

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徐行の手描き標識。
左上に少し写っているのはイカリ?

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前回も紹介した徳岡造船。
今も現役の造船所で、この時も船を建造中でした。

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海辺にはわかめの水揚げ・加工設備が並んでいます。

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収穫してきたら、浜ですぐゆでてしまうということもしているようです。

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穏やかな海辺の道を走ります。
車も来なくて快適。

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こちらは大毛島ですが、本土とは3本の橋で結ばれています。

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船溜まりがあるのは狭い海峡で、ここを渡れば高島です。

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島のお地蔵さん。
松明のような台座が面白いなと思います。

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鳴門の「鳴」の瓦?

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高島は島の名前であり、その中心の集落の名前でもあります。
高島は製塩業の集落で、塩水の水路に囲まれて、古い街並みが残っています。

この石垣のカーブなど美しいですね。
緑泥色の撫養石(大毛島の三ツ石で産する和泉砂岩・鳴門砂岩)と思われます。

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またこういうカラフルな石垣もありました。

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蔵もあります。

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最後に、鳴門塩田公園に塩田の遺構が残っていると知り、それも訪ねてみました。
集落のすぐ近くにあるのかと思ったら意外と離れていて、見つけるのに少し手間取りました。
江戸時代末期の塩田屋敷(福永家住宅)が塩田とセットで残っていて、重要文化財に指定されています。
煙突は製塩用の煙突。

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すぐ脇は水路で、向こうはすぐ海です。
見えているところは製塩作業場です。
右の茅葺き屋根は鹹水溜、その裏に釜屋でいずれも復元、左の小屋は塩納屋です。

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海側から見たところ。居住スペースと蔵。
美しい石垣に囲まれて水に浮かんだようなお屋敷です。
公開されることもあるようなので、見てみたいなと思います。

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こちらは入浜式塩田の跡。
水中にあるコンクリート製の構造物は沼井(ぬい。濃い塩水を抽出するための設備)で、大正時代のもののようです。

江戸時代の塩田屋敷と入浜式塩田がセットで残っているのはここだけらしいので、鳴門に来られたらぜひ見学をお勧めします。レンタサイクルと渡船を使えば、それほど行きにくくはありません。

鳴門塩業HP「これまでの製塩法」

<関連記事>
 「鳴門の渡船に乗る」

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2017年2月 5日 (日)

鳴門の渡船に乗る

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(訪問日:2016年9月11日)

鳴門に行く下調べをしていたとき、鳴門に市営渡船があることを知り、ぜひ乗ってみたいと思いました。
渡船は橋が架かったり、利用者が減るなどして廃止されていきますので、あるうちに乗っておかないと。

鳴門市営渡船は現在3本あり、全て小鳴門海峡を渡る船です。
黒崎・島田渡船は昭和22年に民間から、岡崎渡船は昭和37年に県から運航を引き継ぎ、市道扱いとして、昭和31年から無料で運航されています。コスト削減のため、平成15年から運航が民間(といっても母体は漁協)に委託されて現在に至っています。

渡船は駅からも相互にも離れていますので、観光協会のレンタサイクル(なると街なかレンタサイクル)を借りました。鳴門駅近くのなると物産館で借りられて、1日500円です。名前はらっきょ号(笑)。

最初に向かったのは岡崎渡船です。
結論から言うと、ここが一番雰囲気があってお勧めです。
本土側の岡崎と大毛島の土佐泊を結んでいます。

上の写真は岡崎の乗り場です。
のどかでしょう?

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こちらは待合室。
早い時間からおじいさん、おばあさんが時間待ちをしていました。

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待合室の中はこんな感じ。人が写るので撮ってませんが、左側にテレビもあります。
暑い日でしたが、ここはクーラーが効いています。乗務員の控室も兼用になっているみたいです。

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こちらは時刻表です。
朝6時40分から晩は19時50分まで、朝夕は20〜30分ごとに1日24往復です。
私は昼時に行ったのでちょっと不便な時間帯。

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時間が来ると、船の前をタラップにつけて乗船です。
自転車ごと乗り込みます。

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舳先を上げることなく走って、3分で対岸の土佐泊に到着。
乗客、船員から船、周りの風景まで、のどかさに溢れています。

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土佐泊の待合所は簡易で、バスの待合所程度。

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ここからは自転車で次の渡船に向かいます。
大毛島については改めて紹介したいと思いますが、自転車で走るには気持ちの良い道です。

こんな造船所(徳岡造船)のクレーンの下を回り込むように走り抜けます。
まさに船を建造中でした。

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左手に穏やかな小鳴門海峡を見ながら、橋を次々くぐっていくこの道は車も通らず、サイクリングロードのようです。

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細い水路を越えると大毛島とほぼ地続きの高島。
いろいろ高島で寄り道しましたが、それは別の記事で。

やがて黒崎渡船の高島の乗り場に到着します。
黒崎渡船は、四国側の黒崎と高島を結んでいます。
桟橋が長くて、半分渡ってしまっているのでは?と思うぐらい。
航空写真を見て分かったのですが、桟橋のある部分は浅瀬なんです。

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先端まで行くと待合所があります。

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振り返ったところ。
向こうは高島。

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対岸から渡船が到着。
学生でいっぱいです。
高島には鳴門教育大学があり、その学生が渡船の主要なお客さんのようです。
おかげでこの渡船が一番賑わっていました。

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船の最後尾。

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わずか2分で対岸の黒崎に到着します。

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脇には待合所がありました。

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ここから今度は小鳴門海峡の西岸を北上します。
向かいの高島には、かつて塩田が広がっていました。

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途中、紛らわしい船着き場に迷いながら、ようやく島田渡船の堂浦の乗り場に到着。
ここは四国側の堂浦と島田島(面白い名前ですね)の島田を結んでいます。
他の2つの渡船と違って拠点が島側にあります。
向こうからやってきて、向こうに戻ります。

しかし、船が来る気配がない。

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乗り場を見ていると注意書きがあり、なんと、船が来ないときはこのボタンを押して下さいと書いてあります。あくまで島田島の人の足なんですね。
さすがに渡船に乗りたいからという理由だけで来てもらうのもはばかられ、乗るのはあきらめました。

浮いた時間で北泊まで走り、帰りに小鳴門公園を見つけたのだから良しとします。

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最後に市営渡船ではないのですが、面白い渡船がありました。
島田島にある鳴門シーガル病院に渡る病院渡船です。
病院に通うために専用渡船というのもすごいですね。
すごく興味ありましたが、面白半分に乗るものでもないので、これもあきらめました。

鳴門シーガル病院アクセス


上の地図で赤い線が市営渡船、緑の線が病院の渡船です。

昔の航空写真を見ていて、どういう場所に渡船があるのかなと確認すると、街道の先にあるのですね。
鳴門から北と東に街道が延びていて、岡崎・黒崎の渡船はその先にあります。
渡船は「道」だということがよく分かります。

繰り返しになりますが、とくに岡崎渡船がお勧めです。
気候のいい時にレンタサイクルを借りてぜひ。

<関連HP>
  鳴門市HP「渡船」


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