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2016年12月30日 (金)

木津川アート2016・川波編

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木津川アートでの気付きでもう一つだけ紹介したいことがあります。
それは川波のデザインです。
今回の木津川市山城町では、たくさんの川波のデザイン(多くは瓦)を見ることができました。
今まで他で意識していなかっただけかもしれませんが、それにしても多い気がします。

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これは明らかに火除けの願いを込めた瓦で、水と書いてあります。
文字だけでなくて、波でも水が表現されていますね。
普通は静かな水ではなくて、火を飲み込むような荒々しく逆巻く波として表現されています。

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こちらは、3本の剣(家紋でしょうか)の下に波があります。

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※クリックすると拡大します

今回見た中で最も波の表現が豊かだったのがこの住宅です。
一見して入母屋破風の波が目立ちますが、その下の段にも小さく波が描かれています。

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入母屋破風を拡大します。
鬼瓦の脇にも波の瓦が添えられていますし、亀の瓦も波の上です。

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他にも漆喰で描かれた波を見ることができました。

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この波は宝珠を運んでいます。
火除けだけではなくて、水は富をもたらすものとしても認識されているんですね。
木津川の水運を意識しているのでしょうか。

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こちらも亀とセットの波。
亀だと海の波でしょうか。

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こちらの波はまた違う表現。
同じ波といっても職人によって様々な表現が使われています。

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極めつけはこれ。
かなり立体的に荒れ狂う波です。

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波の三段重ねです。
とても豪華。

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木津川市の名前の通り、すぐ近くを木津川が流れていて、特産品のお茶などが運ばれていました。
それは恵みの面。

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一方、天井川の多い地域なので、川は恐ろしいものでもありました。
このような南山城水害記念碑が建っています。
昭和28年の水害の記念碑ですが、平成24年の豪雨で宇治市の天井川が決壊していますので、過去のものではありません。
川波のデザインを使うとき、どんなイメージがあるのかなと気になります。

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川波のデザインは伝統的な住宅だけでなくて、最近の縁石にも使われています。
これは棚倉駅の駅前です。
これからもこの地域では川波のデザインが使われ続けていくのでしょうね。

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