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2015年11月

2015年11月23日 (月)

大阪で面格子写真展開催

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※クリックすると拡大します

大阪・天下茶屋で開催される面格子写真展のお知らせです。
以下、アジアたてもの文庫フェイスブックページより。

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2015年11月28日(土)~29日(日)まで、大阪各地の長屋を一斉公開するオープンナガヤ大阪2015が開催されます。
そのプログラムの一つとして、天下茶屋のカエルハウス内アジアたてもの文庫で、2011年以来、2度目の面格子写真展を開催します。
今回はアジアたてもの文庫企画としての実施です。
今回のイベントは全て無料です。

<メイン企画>
○面格子写真展
  面格子ファンによる写真展です
  両日とも、11〜19時まで随時ご覧いただけます

<関連企画>
(1)トークイベント「面格子の楽しみ方」
   11/28(土)19〜21時 
   定員:10名ぐらい(多いようなら会場変更)
   内容:様々な面格子の写真を見ながら、
          面格子初心者の方にも面格子の楽しさが
          伝わるような話をしたいと思います。
          既に面格子ファンの方はぜひ楽しみ方を
          語って下さい。

(2)面格子プチツアー
   両日とも。所要10分程度。随時出発
   会場付近の面格子を案内します
   ただし、下記のツアー時間中は不可

(3)面格子&近代建築特別ツアー(天下茶屋西コース)
   11/29(日)14〜15時30分
   定員:10名ぐらい
   内容:会場から少し足を伸ばして、天下茶屋の
      西方面でお勧めの面格子や近代建築を
      巡ります。       

カエルハウスでは他にもイベントが開催されていますので、
併せてお楽しみください。

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<関連ページ>
 ○面格子写真展2のお知らせ
 ○トークイベント「面格子の楽しみ方」
 ○面格子&近代建築特別ツアー(西コース)

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2015年11月 9日 (月)

のせでんアートライン開催中

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先日、知人に誘われて、「のせでんアートライン妙見の森2015」というアートイベントに出かけてきました。(11/23まで開催中)
今回は2回目の開催で、私は前回は見ていません。
他の地域型アートイベントとどのように違うのか、そしてどんな建物に入れるのかが私の関心事です。

開催地域は非常に広く、北は妙見山頂から南は川西能勢口まで分散しています。能勢電鉄に乗って巡ってくださいという趣旨なのでしょう。能勢妙見・里山ぐるっとパスという、阪急・能勢電・ケーブル・リフトが乗り放題になる切符(1500円)が出ていて、これを利用しました。
ただ結論から言うと、一日で回るのは無理があります。

大阪に住んでいても、私は南の人間なので、能勢まで出かけたのは初めてです。
まずは妙見口駅から。

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歩いて行くと、オリジナルのかかしが並んでいます。
これはアーティストではなくて、学生が作っていたりするのですが、とにかく数が多くて楽しめます。

この向かいに大きな作品がありました。

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さらに歩いて行くと旧吉川中学校の建物。(今はオイスカ関西研修センター)
下見板張りの建物で、昭和20年代の雰囲気です。
ここの体育館に、作品「花子」があって、かなりのインパクトがあります。
ぜひ体験を。

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妙見口駅からケーブルの黒川駅までは、普通に歩いても15分はかかるハイキングコースです。
もっと簡単に乗り換えられるのかと思っていました。
途中、参詣の街道と、穏やかな里山の風景が眺められます。

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ケーブルの黒川駅。
まっすぐ見通せるのですが、随分急な角度です。

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黒川駅の隣には洋風建築の黒川公民館があります。
ここも会場で、プラネタ・ルームという展示が行われていました。

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黒川駅は改修されていますが、どうも古い建物のようです。
ケーブルは大正14年開業で、戦時中に廃止、昭和35年に再開されています。

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ケーブルカーは、途中で角度が急になるので、下ではかなり傾いています。

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ケーブルで山上に上がって、きつい坂道を上り、さらにリフトに乗り換えます。
この季節、コスモス畑の上を走る楽しいリフトです。
片道12分ののんびりした移動。区間によってあじさいの続く所もありましたし、季節によっていろんな花が楽しめるようにしているのでしょうね。

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リフトを降りてからさらに数百メートル登りがあって、妙見山頂に到着します。
ここに100年前の茶室を改造した展示がありました。
この中に入っての、体験型の作品です。
一番のお勧め。

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さらに元旅館での展示もあります。
ここも楽しい展示です。

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妙見山はさすがに妙見信仰で賑わった歴史があり、趣きある建物が残っています。
今は裏手になってしまったこの建物、とても味があります。

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妙見山は十字の紋で溢れています。妙見山は日蓮宗のお寺ですが、江戸時代、能勢氏の庇護を受けており、この紋は能勢氏の家紋と共通だとのこと。キリシタンとの関係が噂されたり、妙見の星辰信仰の北極星を示しているようでもあり、興味深いところです。洋風の要素もあったのが面白いところでした。

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山を下りて、黒川駅から谷を進みます。(これは別の日)
秋が深まって、紅葉しています。

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このクヌギの木、台場クヌギというそうです。
炭を焼くのに、木を地上1〜2mのところで刈って、そこから伸びてくる枝を利用したそうです。
なのでこんな不思議な形になります。

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黒川駅から15〜20分ほど歩くと、黒川公民館に着きます。
休校中の黒川小学校の建物です。この北校舎は明治37年に建てられました。
こういうのが残っているんですね。
ここには4つの作品が展示されています。

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窓から眺める風景は、里山の観察小屋みたいです。

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これも別の日なのですが、山下会場にも行きました。
山下駅から徒歩15分ぐらいです。
ここの多田銀銅山の精錬所を中心とした鉱山町だったんですね。
坂を登った一番奥に、精錬所の跡を利用した川西市郷土館があります。
この建物は、大正7〜8年頃に建てられた旧平安家住宅で、主屋に離れ、蔵が並び、見応えのある近代和風住宅でした。別途記事にしたいと思います。

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また、敷地内には、川西市の小戸から移築された、これも大正7年の旧平賀家住宅洋館があります。
平賀氏は化学者だったので、裏にちらっと見えているのが研究棟で、他に四阿、門、小さな橋が移築されています。

前に鶴之荘住宅地について書いたことがありますが、そこで小戸3丁目にあった洋館の隣に、この建物はあったようです。図面を見ると、移築されていませんが、この洋館以上に大きな和館も併置されていたようです。

イギリス風の美しい洋館なので、映画『繕い裁つ人』、ドラマ『マッサン』のロケ地にもなったそうです。
内部も見事です。

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さらには精錬所跡の遺構も残されていて、美術館やアトリエもありという、かなり盛りだくさんな施設です。
前から行きたいとは思っていたのですが、いい機会になりました。

今回はお誘いする意味でダイジェストでお伝えしました。
ネタバレになりますので、ほとんど作品内容には触れていません。

最初に書きましたが広域に散らばっているので、絞って回らないと仕方ありません。参考になるかどうか私から独断でぜひ見ていただきたい作品を書いておきます。

1.妙見山頂・旧茶室 梅田哲也さん「なくならない室」
 ・静かで美しい体験
2.妙見山・旧よろづや旅館 松村泰三さん「虹をつくる」
 ・楽しい体験型。旅館も見物。
3.妙見の森リフト 淀川テクニック「リフトに乗ってる能勢頼次」
 ・作品がリフトに乗って回っています。見逃さないように。
4.関西オイスカ研修センター Yottaさん「花子」
 ・インパクトとしては最大。夢に見るかも。
5吉川自治会館向かいの空き地 勝木繁昌さん「夢のせて能勢電鉄プロジェクト-未来・心・風景」
 ・楽しいです。鉄好きな人にも。
6.妙見口駅〜黒川駅沿いの田んぼ 地域協働プロジェクト「SATOYAMA”かかし”つながり」
 ・かなりの数の個性的なかかしたち
7.ときわ台駅前空き店舗 ±±±(さささ)さん「記憶/鼓動/蘇生」
 ・鉄好きな人へ。能勢電のお宝があります。映像もマニアック。

なお、日生中央、川西能勢口の会場には行けなかったので、分かりません。

楽しまれますように。

<関連サイト>
 のせでんアートライン妙見の森2015公式HP
 ※公式アプリもあります

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2015年11月 1日 (日)

はならぁと2015の宇陀松山

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毎年開催されている、奈良町家の芸術祭「はならぁと」
今年も訪ねてきました。
今年の「こあ」会場(キュレーターが関わるメインの会場)は、宇陀松山、八木札の辻、今井町の3ヶ所で、うち前2ヶ所を回りました。

会期は11月3日までありますので、行ける方はぜひ。
奈良町家の芸術祭「はならぁと」2015HP

今回、八木と宇陀松山を結ぶ無料バスが片道3便出ていて、とても便利です。
あまり利用されていないのがもったいないなと思います。
(乗車場所と降車場所がかなり離れているので注意)

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さて、宇陀松山に着いて歩いて行くと、川を渡って城下町の西門に出ます。

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入ってすぐに、最初の展示会場「熊鯛商店」があります。
ゴムをかぶったブロンズ像をどこかで見たことあると思ったら、2013年に今井町の会場に出展されていた諸熊さんでした。諸熊さんは、宇陀松山に移り住み、ここでお店をされているそうです。
はならぁとが定着のきっかけになったのでしょうか。

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会期中は、うつわまかせというユニークな企画カフェが出展されています。
メニューがなくて、うつわを選ぶと、うつわに合ったチャイと野菜サラダが提供されるというシステム。
私はチャイ(300円)だけでしたが、野菜を頼んだ方にはかなり凝った伝統野菜などの小皿料理が提供されていました(250円)。

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今回、宇陀松山の展示で一番面白く感じたのは、こちらのマルカツです。
かなり傷んだ町家の空き家です。

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ここに3人にアーティストが住み、3種の演劇作品を制作したそうです。
普段上演されているのは、この町家を舞台装置とした物語で、上演といっても展示に近いものです。楽しみをそぐので詳しい説明はしませんが、この家に住んでいた方の姿を探偵のように掘り起こし、記録するようなもので、とても面白い体験でした。

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その隣には旅館として使われていた建物があります。
ここは入れません。

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会場のひとつ、霜永家。
舶来らしき掛け時計が面白く、力士のシールが貼ってあるのがまた意図せず作品化しています。

(追記)
この時計は、明治期に流行した四ツ丸時計またはだるま時計というタイプだそうです。本家・米イングラハム社製。

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「アキヤマ」もお勧めで、明るい店頭から一転、薄暗い空間が奥に続いています。
店の間の奥に、台所、蔵、そして居室へと続く不思議な間取りです。

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2013年の時に会場だった建物が今回、お店になっていました。
そして、隣の空き家が今回の会場に。
空き家の活用が進み、参加者にとってもまた別な町家を体験できますし、お店も利用できるというよい循環が生まれているようです。

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帰りがけに見た旧松山町役場。
傷んでいるのか、ちょっと心配な姿。

前回とは重ならない会場が多く、内容的にもとても楽しめました。

※参加される方へ
 ・現地で配られている地図などはありません
 ・立派な公式ガイドブックが500円で販売されていて、
  これにマップが掲載されていますし、
  有料会場に入れる缶バッジ(別に買うと300円)
  も付いていますのでお得です。
 ・あちこちで靴を脱いで上がるので、
  脱ぎやすい靴で出かけるのが良いです。

<関連記事>
 ○2013年
 「宇陀松山の千軒舎」
 「宇陀松山の街並み・前編」
http://binmin.tea-nifty.com/blog/2014/02/post-1453.html

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