« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »

2014年8月

2014年8月10日 (日)

曽根の街並み(兵庫県高砂市)

140504sonet4
5月の高砂の木造市営住宅を訪ねる旅、書き漏らしていましたが、山陽電車のシーサイド1dayチケットを使いました。大阪からだと往復するだけで得です。
せっかくなので、地図を見て気になった曽根の集落も歩きました。

140504sonet1
曽根には曽根天満宮という大きな神社があります。
天満宮なので菅原道真公にちなむのですが、ここの場合は、道真公が太宰府に左遷されて向かう途中に寄港し、近くの日笠山に登り、そこにあった小松を植えたものが「曽根の松」という立派な松に育ったそうです。のちに四男がゆかりの地を訪ねて神社を建てたのが始まりという伝承です。

140504sonet2
この神社の周囲の塀には、高砂市内で産する竜山石が使われていました。
赤、黄、青の3色あるのでとてもカラフルです。

140504sonet3
昔はこのあたりが海岸線だったのか、神社の東には松原が続いています。

140504sonet5
さて、曽根の集落は、神社の北側にあります。
天川の東側です。産業としては、江戸時代から戦後にかけて製塩業、明治中期にマッチ製造業、大正期に煉瓦工場があったようです。
立派なお屋敷が豊かさを感じさせます。

140504sonet15
観光地ではないですが、白壁の落ち着いた街並みがあります。

140504sonet18
集落に入ると狭い道が入りくんでいます。

140504sonet6
しゃれた窓手すり。

140504sonet7
まちなかを歩いていると煉瓦塀がありました。
大正4年煉瓦製作所、大正5年中播煉瓦、大正6年大正煉瓦が設立されたとのことですので、もしかしていずれかの煉瓦が使われているのでしょうか。刻印は見つけられませんでした。

140504sonet8
この煉瓦塀、結構長いです。

140504sonet9
角にショーウィンドウがある建物。

140504sonet10
ショーウィンドウには細かなタイルが使われています。

140504sonet11
古い時計屋さんもあります。

140504sonet16
玄関に炭を吊す家。
でも調べてみると風水の考え方である(浄化)らしいので、地域の風習ではないのかも。

140504sonet12
とても大きな持ち送り。
といっても比較対象がないとスケール感がないですね。
通常の倍ぐらいの大きさです。

140504sonet13
型板ガラスのはまった玄関。
シンプルな美しさ。

140504sonet14
和風の立派な門。
細い桟を光と風が抜けて軽やかです。

140504sonet17
古いかまぼこ型の銅製玄関灯。

140504sonet19
これも古そうな台形の玄関灯。

集落の細い道を歩きながら、街並みを味わう楽しみがありました。


より大きな地図で 加古川・高砂 を表示

<関連記事>
  「竜山石を訪ねて(1)石切場めぐり」(2013年4月)
  「竜山石を訪ねて(2)石工の村」(2013年4月)
  「高砂市営宮前住宅」(2014年5月)
  「高砂市営天川住宅」(2014年5月)

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2014年8月 3日 (日)

高砂市営天川住宅

140504amakawa1_2
高砂市の木造市営住宅を訪ねて、宮前住宅の後は、天川(あまかわ)に沿って、上流にある天川住宅に向かいます。
この時は5月でしたので、川を横切って鯉のぼりが流されていました。
こういう企画はあちこちで見ますが、よく観察すると、地方ごとの鯉のぼりの特徴なども見えてくるのでしょうね。

ほんとは途中、昭和9年築という橋向住宅を確認したかったのですが、確認できず。

140504amakawa2
※クリックすると拡大します

天川に沿っていくと、天川住宅にたどり着きます。
川のすぐ脇で、堤防の高さが屋根の高さです。
山と川にはさまれています。

140504amakawa3
※クリックすると拡大します

住宅は3列に並んでいて、その北の端から。
映画のロケにでも使えそうです。
宮前住宅よりはシンプルなデザインですね。

高砂市営天川住宅は、昭和28年に建築されました。
現在20戸が残っており、11戸が空き家で、これを平成27年度に解体する計画です。
住宅地として廃止が決まっていますので、今いる人が出た段階で順次解体していくのでしょう。
(「高砂市市営住宅再生マスタープラン」(平成25年3月)参照)

140504amakawa6
※クリックすると拡大します

同じ道の南側から。
増築されています。
屋根はトタン屋根になっていますね。

140504amakawa10
※クリックすると拡大します

道の真ん中あたりから。
道路からセットバックして、塀などはありませんので、のんびりした雰囲気です。

140504amakawa4
※クリックすると拡大します

住宅地の北西角から。

140504amakawa5
※クリックすると拡大します

住宅地の南西角から。

140504amakawa7
住宅地は皆同じ形に見えました。
全面道路に妻面を向けていて、玄関です。
突出部にも扉があります。

140504amakawa8
縦の板張りで、軒下のみ漆喰になっています。
小屋裏の換気口の形に特徴があります。

140504amakawa9
恐らく便所の足元の換気口。
窓が付いています。

140504amakawa11
住宅地とは関係ないのですが、隣接して古めのお宅がありました。

140504amakawa12
窓の桟の切り方が古いタイプです。
住宅地と合わせて、ちょっと時間を遡ったような一角になっていました。


より大きな地図で 郊外住宅地・社宅街・木造市営住宅 を表示

<関連記事>
 「高砂市営宮前住宅」
 「高砂市営今市住宅」 「竜山石を訪ねて(5)市営中筋住宅」(2013年4月)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2014年8月 1日 (金)

銀座センターの解体(大阪市西成区)

140607ginzacenter1
※クリックすると拡大します

少し前のことなのですが、記録として記事にしておきます。
今年の6月7日のこと、南海電車に乗っていてふと外を見ると解体工事をしている様子。
「あれ、この場所って、銀座センターの場所では?」

しばらく違う可能性を探しましたが、やはり間違いなさそうです。

060909ginzacenter1
<2006年9月撮影>
※クリックすると拡大します

銀座センターというのは、南海の萩ノ茶屋駅前にあったこの建物です。
立地といい、名前といい、建物のデザインといい、この自転車屋さんといい、かなりのインパクト。
とても気に入っていました。

060909ginzacenter2
<2006年9月撮影>
※クリックすると拡大します

このアーチが連続する窓が特徴的です。
いつ頃のものなのか、どのような用途で建てられたのか、気になっていました。
もっとも2006年の時点ではアパートのようでしたので、中に入る訳にもいきませんでした。

060909ginzacenter3
<2006年9月撮影>
※クリックすると拡大します

瑠璃色の瓦、クリーム色のタイルもレトロです。

建っているときは大きく見えたのに、こんなに小さな敷地だったのかという印象です。

140608ginzacenter1
※クリックすると拡大します

翌日も見に行ってみました。
がれきの中に天井の装飾らしきものがいくつか落ちていました。
いくつもの建物を同時に壊していたので、この建物のものとは限りませんが、銀座センターには似合う装飾のような気がします。

車窓が少し寂しくなりました。

| | コメント (4) | トラックバック (1)

« 2014年7月 | トップページ | 2014年9月 »