« 2014年あけましておめでとうございます | トップページ | 夏の岡山・島めぐり(2)犬島の路地を歩く »

2014年1月 4日 (土)

夏の岡山・島めぐり(1)犬島精錬所跡へ

140101inushima1
予告通り、昨年の夏の記事から始めます(季節感なくてすみません)。
今回、次回は犬島を紹介します。
香川・島めぐりのシリーズなのですが、瀬戸内国際芸術祭の会場のうち、犬島だけ岡山県なので、タイトルも変えました。訪問日は8/31です。

犬島は精錬所跡の島として有名です。前々から行ってみたいと思いつつ、「わざわざ行く」踏ん切りがつかず、今回やっと芸術祭を機に訪問できました。普段は電車かバスを乗り継いで1時間半ほどかかるところなのですが、特別に岡山駅から宝伝港までの直通バスが運行されていました(45分で750円)。

140101inushima2
到着するのは西宝伝のバス停で、この先は道が狭いので港まで歩きます。
宝伝の町も気になるのですが、バスは船と接続しているので、寄り道せずにいきます。

140101inushima4
満員の船に乗ったら10分ほどで犬島港に到着。
向こうに岡山の本土が見えています。

140101inushima5
芸術祭用に案内所が置かれていました。
勝手に無人島のような印象をもっていたのですが、今でも50数人は住んでおられるそうです。最盛期は5000〜6000人。

140101inushima6
犬島精錬所跡に向かう途中、広々とした芝生があって、とてもいい眺めです。
たぶんこの島で切り出された花崗岩が並べられています。

140101inushima7
ゲートをくぐると犬島精錬所美術館。
犬島精錬所跡を利用した美術館です。

140101inushima18
カラミ煉瓦(鉱滓煉瓦)の壁に誘導されます。
銅の精錬過程で出る鉱滓を固めた煉瓦で、非常に重いらしいです。
前に生野鉱山を訪れた際にも見ました。

140101inushima16
カラミ煉瓦は風化には弱いようで、足元ではボロボロと崩れていました。

140101inushima17
犬島精錬所美術館は、地下に埋もれるように作られています。
多数の鏡を使って光を、精錬所遺構の煙突の効果で空気を導く面白い仕掛けがあるのですが、写真撮影は禁止なので外観のみです。

出口におばあちゃんが座っていて、嘆き口調で解説をしてくれました。
長らくこの島に住んでおられるそうで、この美術館のコンセプトから、昔は採石業で島が賑わっていたこと、カラミ煉瓦が夏熱く、冬冷たく、足をけがするものであることなどあらゆることを話してくださいます。

この島は江戸時代以来の採石の島で、大阪城の石垣や、明治時代の大阪港の築港にも石材を提供しています。明治42年に銅の製錬所が建設されますが、わずか10年で閉鎖、その遺構がいま活用されています。

140101inushima8
美術館の上はこうなっています。

140101inushima9
そして、精錬所遺構には遊歩道があって、巡り歩くことができます。
これが面白くて2周してしまいました。

140101inushima10
階段を登り、振り返れば向かいの島が見えます。

140101inushima19
美術館を上から。瀬戸内海が見渡せます。

140101inushima11
遊歩道はほぼ一本道ですが、遺構を下から、横から、上から巡ることができます。
赤煉瓦とカラミ煉瓦の組み合わせ。

140101inushima12
精錬所跡は小部屋に区切られています。
解説を聞かないとどういう使われ方をしていたのか分からないのですが。

140101inushima13
反対側は崖になっていて、石切り場跡の角張った池があります。

140101inushima14
南に目を転じると森の中に煙突。
計6本の煙突に囲まれています。

140101inushima15
この遺構は発電所跡です。
教会のようにも思えてしまいます。

140101inushima20
遊歩道のフェンスは鉄杭を打ち込んだシンプルなもので、よく馴染んでいます。
この遊歩道は過剰に何かを追加することなく、遺構をうまく見せていると思います。
崩れそうな煙突には補強をしていましたし、雑草を刈ったり、実際には維持にたいへん手間がかかるのでしょうね。
再訪する機会があれば、きっとまた見に行くと思います。


より大きな地図で 瀬戸内国際芸術祭2013 を表示

|

« 2014年あけましておめでとうございます | トップページ | 夏の岡山・島めぐり(2)犬島の路地を歩く »

国内旅行」カテゴリの記事

コメント

こんばんは、びんみんさん
犬島は私も行きたいと思っています。
煉瓦構造物が大好きなもので。。。^^;

楽しみに拝見させて頂きましたm(__)m

投稿: kousen | 2014年1月10日 (金) 00:23

kousenさま
コメントありがとうございます。
そうですよね。煉瓦構造物がたくさんあるので。
今回、刻印は確認できていません。
またいらっしゃる機会がありましたらぜひ。

投稿: びんみん | 2014年1月10日 (金) 00:39

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/73434/58878154

この記事へのトラックバック一覧です: 夏の岡山・島めぐり(1)犬島精錬所跡へ:

« 2014年あけましておめでとうございます | トップページ | 夏の岡山・島めぐり(2)犬島の路地を歩く »