« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »

2013年12月

2013年12月31日 (火)

2013年もお世話になりました

131230matsu1
<大阪市西成区松の加納医院>
 スクラッチタイルに角丸の建物
 3階は増築?

131230matsu6
 裏から見ると木造っぽいつくりです

皆さま、2013年もお世話になりました。
年末ですので、この一年を振り返ってみたいと思います。

昨年からの流れで、瀬戸内国際芸術祭の島を何度も訪ねましたが、それ以外は仕事が忙しかったこともあって、あまり遠出せずでした。6月から10月まではほとんど更新できず。

地域型のアートイベントに出かけては、よそ見レポートをするというパターンが定着しています。
このブログで関心の強い近代建築の活用については、今年は旧ジョネス邸、旧精華小学校などは残念な状況です。もったいないことです。一方で、小規模な建物については、京都・ならまち・中崎町・空堀といったエリアを離れて、どこでも単発で活用されるようになり、それは心強い動きだと思います。

昨年に続き、今年も瀬戸内芸術祭やはならぁとの記事を持ち越してしまいました。
会期中に記事にして、訪ねていただくという流れが作れなかったのは反省点です。

はなはだマイペースなブログですが、ご覧いただいてありがとうございました。


■2013年を振り返って

 1月 ※当初は2012年の記事が続きます
    ・平野探訪
    ・西宮船坂ビエンナーレ2012
    ・はならぁと2012
     (五條名柄田原本八木大和郡山
    ・歴史的建造物を守るためのシンポジウム(1/12)
 2月 ・甲子園住宅地シリーズ
 3月 ・まちかどの近代建築写真展(テーマ:学校)
    ・東京シリーズ(上野下アパートなど)
 4月 ・海中から現れる阪神パーク跡
    ・雲雀丘のオープンガーデンシリーズ
 5月 ・旧大阪市営高見住宅
    ・春の瀬戸内国際芸術祭
     (坂出女木島男木島直島
    ・近江八幡のヴォーリズ建築探訪
    ・神戸塩屋の旧ジョネス邸保存問題
 6月 ・竜山石を訪ねるシリーズ
 7月 ・竜山石を訪ねる続き
 8月 ・宝山寺獅子閣の特別公開
 9月 ・ブログ8周年
    ・稲野住宅地呉羽の里住宅地
 10月 ・夏の瀬戸内芸術祭(伊吹島
 11月 ・夏の瀬戸内芸術祭(観音寺高松大島宇多津
    ・旧精華小学校解体始まる
    ・はならぁと2013(桜井本町)
    ・オープンナガヤ大阪2013
 12月 ・新・福寿荘で「まほろば荘」
    ・阿倍野長屋で「電化美術展」
    ・夏の瀬戸内芸術祭(小豆島)
    ・はならぁと2013(五條)

<関連記事>
 「2012年のまとめ」

 最後に、年末の西成の風景を紹介しておきます。
 主に明治末から大正時代にかけて開発された、今宮村第一・第二耕地整理事業のエリアです。

131230matsu2
木造アパートの橘住宅。

131230matsu3
壁の模様の思い切りがよい住宅。

131230matsu4
マンションの階段

131230matsu5
その名も昭和ハウスという木造アパート

131230matsu7
看板建築風の店舗。大阪市西成区松1丁目。トップの写真と同じ並びにあるのですが、この通り、いい建物があります。

131230matsu8
これも同じ並びにある建物。
壁面の凹カーブ、分割パターンが良い感じです。

131230matsu9
手押しポンプ井戸などもあります。

131230matsu10
鶴見橋1丁目にある木造アパートの御園荘。

131230matsu11
「空室アリマス」

131230matsu12
長橋では再開発が行われるようです。
フェンスで囲まれた土地が広がっていて不思議な感覚。

131230matsu13
鶴見橋の商店街にあるオギノ産婦人科。
味があります。

131230matsu14
鶴見橋商店街近くの古い建物。
この2階真ん中の窓のことを「おたふく窓」と呼ぶことを最近知りました。
↓こういう窓(とそのバリエーション)です。
┌─┬─┐ 
├┬┴┬┤
││ ││
├┴┬┴┤
└─┴─┘

今年もあとわずか。
皆さまも良い年をお迎え下さい。


より大きな地図で レトロなアパート を表示

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2013年12月29日 (日)

五條の気になるディテール(奈良県五條市)

130916gojodetail4
五條の紹介の最後に、気になるディテールをまとめて紹介しておきます。
まずは大和二見あたりの風景から。
木製の店名看板。

130916gojodetail6
わび系の波板小屋。

130916gojodetail7
目を引く門扉

130916gojodetail1
玄関灯の支持金具

130916gojodetail3
格子模様の玄関灯

130916gojodetail13
イチゴ型の玄関灯

130916gojodetail14
スタンダードな玄関灯。
ただし、支持金具に花模様入りです。

130916gojodetail2
銅製雨樋に橘の紋

130916gojodetail10
雲か水の瓦
この位置はちょっと不思議

130916gojodetail15
洋風っぽい鬼瓦?

130916gojodetail16
波乗りウサギの瓦

130916gojodetail17
生きのいいタイの瓦

130916gojodetail19
高砂の媼(おばあさん)の鬼瓦。

130916gojodetail20
高砂の翁(おじいさん)の鬼瓦
もちろんセットです。

130916gojodetail11
陶製の容器

130916gojodetail12
隙間に生える強いケイトウ

130916gojodetail18
10円パチンコ

130916gojodetail23
木製ショーウィンドウ

130916gojodetail21
抜け道の橋

130916gojodetail22
最後にディテールではないですが、五條市役所前にある割烹・明月。
左の和風建築が風格ありますが、右の3階建て部分も気になります。
残念ながら、閉店しているという情報も。

とりとめなく五條の細々したことを紹介しましたが、以前から何度も記事にしているように、五條は気になるものが非常に多いです。

<関連記事>
 「五條のまちや館」 2013
 「五條の岡橋家住宅」 2013
 「はならぁと2013の五條」 2013
 「五條の気になる建物」 2012 ※獅子の引手はまちや館です
 「五條のさくら井戸」 2012
 「奈良・町家の芸術祭はならぁと2012」
 「五條新町で近代のもの探し」 2011
 「五條の水のある風景」 2011
 「五條で書体三昧」 2011
 「奈良の町家で「はならぁと」開催中」 2011

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年12月26日 (木)

五條のまちや館(奈良県五條市)

130916gojomachiya1
五條の新町通りでは常時公開されている町家がいくつかあり、その一つが「まちや館」です。
元は辻家住宅といって、主屋は江戸末期の建物です。
何度目かの訪問でしたが、ここもディテールが良いので紹介します。
まず離れ座敷の2階にある雪見障子。
線画の入ったガラスが見どころです。

130916gojomachiya2
岬の灯台らしきものと帆掛け船。
明治時代かなと思う描写。

130916gojomachiya3
ちょっと見にくいですが、川に橋が架かっていて、その向こうに山麓の村。

130916gojomachiya4
民家の側に小舟。遠くに山。

130916gojomachiya5
これも水辺の風景です。奇岩がそそり立っています。
山水画と言っていいのでしょうか。
山水ガラスというのもあるのですが、それは陰陽が逆転してもっと精細な描画です。

130916gojomachiya6
続いて引手。
牡丹の線刻といい、周囲の図柄といい素晴らしいです。
別室にある唐獅子の引手と対応して、唐獅子牡丹?

130916gojomachiya9
扉に描かれた山水画も素晴らしいものです。

130916gojomachiya7
花模様の釘隠。

130916gojomachiya8
違い鷹羽の欄間。

130916gojomachiya10
松の欄間。

吉野川水運で材木が集散していたことも一因だと思いますが、木の表現も多彩です。

繰り返しになりますが、普段から無料で公開されていますので、五條をお訪ねの際はぜひお立ち寄り下さい。


より大きな地図で はならぁと2013 を表示

<関連記事>
 「五條の岡橋家住宅」 2013
 「はならぁと2013の五條」 2013
 「五條の気になる建物」 2012 ※獅子の引手はまちや館です
 「五條のさくら井戸」 2012
 「奈良・町家の芸術祭はならぁと2012」
 「五條新町で近代のもの探し」 2011
 「五條の水のある風景」 2011
 「五條で書体三昧」 2011
 「奈良の町家で「はならぁと」開催中」 2011

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月23日 (月)

五條の岡橋家住宅(奈良県五條市)

130916okahashi1
はならぁと2013で訪ねた五條の話、今回は岡橋家住宅の紹介です。
岡橋家住宅は五條新町の通りの一番西にあります。
町家というより豪商のお屋敷です。

130916okahashi19
石垣もいろんな石が使われていて面白い。

130916okahashi2
ここの素晴らしいのは、敷地が段丘上にあるため、五條新町の家並みから吉野川まで眺められることです。
今はお庭が荒れていますが、整備されればさらに良くなると思います。

130916okahashi3
建物は最近改修されてきれいです。

130916okahashi4
細部が面白いので、釘隠から紹介します。
まずこの釘隠。鳥だというのは分かりますが、どうもバランスが悪い。しばらく眺めていてふと気付きました。この回転させた筋は一体?

130916okahashi5
右に90度回転させると・・・富士山が現れました。鳥の頭の部分はナスに見えます。ということで、「一富士、二鷹、三茄子」だったんですね。遊び心のある釘隠です。

130916okahashi6
これは梅の花でしょうか。

130916okahashi7
竹の釘隠。かなりデザインされています。

130916okahashi8
これは葵?

130916okahashi9
続いて引手です。
一番気に入ったのが、このうさぎの引手です。

130916okahashi10
六角形の引手。

130916okahashi12
全体としては、このような棚の引手です。
たなびく雲が表現されています。

130916okahashi13
丸い引手。

130916okahashi14
これは何といいにくいですが、全体に細かな刻みを入れています。

130916okahashi15
こういう戸棚の扉に付いています。

130916okahashi16
最後に欄間も紹介しておきます。
これは桐でしょう。

130916okahashi17
松の欄間。線画のような変わった表現です。

130916okahashi18
梅の花を散らした欄間。

全ての部屋に入れたわけではないので、まだあるのかも。
この家を建てた方の粋を感じます。


より大きな地図で はならぁと2013 を表示

<関連記事>
 「はならぁと2013の五條」 2013
 「五條の気になる建物」 2012
 「五條のさくら井戸」 2012
 「奈良・町家の芸術祭はならぁと2012」
 「五條新町で近代のもの探し」 2011
 「五條の水のある風景」 2011
 「五條で書体三昧」 2011
 「奈良の町家で「はならぁと」開催中」 2011

| | コメント (0) | トラックバック (0)

はならぁと2013の五條

130916gojo1
この秋、開催された奈良・町家の芸術祭HANARART(はならぁと)2013の際に訪ねた五條新町を紹介します。
毎年、開催形態が変わりますが、今年は奈良県内8会場のうち、大和郡山のみがメインの「こあ」会場で、あとは「もあ」または「えあ」(アーティストインレジデンス)での開催でした。また日程はだいたい10日ずつの断続的なリレー開催でした。このうち、私は五條新町、今井町、宇陀松山、奈良きたまち、桜井本町(紹介済)を訪ねました。

例によって、あまり作品関係なく、興味の趣くままに紹介しますので、関係者の方が見ておられたらすみません。

さて、五條の最終日は台風一過で、こんな風に吉野川も濁流となり、JRの和歌山線が止まるというかなり大変な日でした。影響でこの日の開催は午後スタート。

130916gojo2
今回、目玉と言えるかもしれないのが、栗山家住宅の公開です。
年代が分かる中では最も古いという1607年築の住宅です。

130916gojo3
生活空間とを区切る格子戸。
もちろんこういうのはずっと時代がくだるものですが、空間に凛とした美しさがあります。

130916gojo4
天井は高く、長い梁が渡されています。
黒光りして美しい。

130916gojo5
いつも売り切れているところしか見たことのないお餅屋さんも今日は売っていました。

130916gojo10
展示会場は、旧街道筋の新町通りを端から端まで。最初に西の端まで行ってから歩き始めました。
西の端は段丘に上がっていて、その途中に岡橋家住宅があります。この住宅が素晴らしかったので、次回単独で紹介します。虹色の垂れ幕ははならぁと、赤と白ののれんは五條会場の目印です。

130916gojo6
その隣は、フランス料理店のラミ・ダンファンス・アラ・メゾン。
昨年オープンしたという町家フレンチです。だんだんお店が充実しています。はならぁと会場ではないので、外から見るだけ。

130916gojo7
続いて、山田旅館。
今も宿泊することができます。
かつては吉野川を下ってくるいかだ職人たちの定宿として賑わっていたそうです。
今でいうビジネスホテル。今は外国の方など、観光利用をされたり、結婚式場に使われる予定もあるそうです。本来の形で残るのがうれしいですね。

130916gojo8
ここでは宿の奥さんのパッチワーク作品、(紀州出身なので)紀州手毬などが飾られていました。
右のは初日の出が描かれていて、作品的にも面白いと思います。

130916gojo9
古い戎大黒さんのお面も飾られていました。
すすけています。

130916gojo11
次は御田邸。

130916gojo12
もとは御田薬局で、その当時の扉や調剤室の表示、商品棚などが残っています。
左にちょこっと見えているのは、地元の中学生による吉野川の鮎。

130916gojo13
続いて松下邸。

130916gojo14
奥に絵が描かれていますが、これは今回の作品ではありません。
奥も気になりますが、雨漏りなどもしていて、土間から上には上がれませんでした。

130916gojo15
下村邸。
五條エリアには横浜美術大学チームが入っているのですが、その拠点の一つになっているようです。

130916gojo16
ここの見どころは繊細な格子戸。
スライドさせて、風の出入りを調整できるようです。

130916gojo17
辰巳邸では、タイの作家さんがインスタレーションを展示されていました。
風雨の音なども流れていたのですが、前日はリアルに台風の風雨があったわけで、町でやるとそういうイメージが付加してくるのが面白いところです。

130916gojo18
すっかり台風一過の青空になりました。
五新鉄道跡の橋脚アーチと橋の欄干のアーチの競演。

130916gojo19
まちなみ伝承館では台湾の母娘の作家さんが展示されていました。
橋本にお住まいの台湾人通訳の方が、一作品ずつ詳しく解説をしていただきました。

130916gojo20
これは参加型の作品で、私も一本結んできました。

テキスタイルを素材に、それぞれ教訓を含んだような作品です。例えば、夫婦の衣服をつないで一着の服に仕立てた作品は、男性部分が広がると女性部分が引っ込み、女性部分が広がると男性部分が引っ込むという流れで、夫婦円満の心得を表現しているそうです。

今回の五條エリアは前回以上に公開町家が多く、町家に入るのを楽しみにしているものとしてはとてもありがたいエリアでした。あと2回ほど紹介します。

今回調べていて気付いたのですが、このエリアのグーグルストリートビューは、はならぁと開催期間中に撮影されているんですね。来て下さいとお願いしたのでしょうか。こういう記録の残し方は面白いです。


より大きな地図で はならぁと2013 を表示

<関連記事>
 「五條の気になる建物」 2012
 「五條のさくら井戸」 2012
 「奈良・町家の芸術祭はならぁと2012」
 「五條新町で近代のもの探し」 2011
 「五條の水のある風景」 2011
 「五條で書体三昧」 2011
 「奈良の町家で「はならぁと」開催中」 2011

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月20日 (金)

夏の香川・島めぐり(16)小豆島の洋館付き住宅・煉瓦

130817yokan1
小豆島の続きです。
今回、坂手港周辺しか回れなかったのですが、いくつかの洋館付き住宅を見かけました。

まずは苗羽の洋館付き住宅。
これが一番洋館付き住宅らしいものです。
きれいにメンテナンスされていますし、庭のカナリーヤシやオリーブなども南国の雰囲気を出しています。

130817yokan2
馬木の山手にある洋館付き住宅。
建物の真ん中にある?

130817yokan3
坂手の洋館付き住宅。
立派な和館に付属しています。

130817yokan5
ちなみにこの家の玄関灯。
これも古そうなタイプです。

130817yokan4
これも洋館付き住宅っぽいですけど、どうでしょう。
道路に面していますが、裏側のようです。
これも坂手です。

130817yokan6
あと、煉瓦の建物・小屋もよく見かけました。
これは化学工場の建物。煙突の出し方がすごい。

130817yokan11
本体は小端フランス積みです。
壁の中に空間ができて、断熱効果を持つ積み方らしいです。

130817yokan10
突出部は長手積みですが、半円の窓があるのが面白いところです。

130817yokan7
ガレージの煉瓦積み。
長手積みです。

130817yokan8
これも小屋の煉瓦積み。

130817yokan9
非常に駆け足でしたが、小豆島に沈む夕陽を眺めながら、再びフェリーで神戸に戻りました。

改めて小豆島内の他の町も訪ねてみたいと思います。


より大きな地図で 瀬戸内国際芸術祭2013 を表示

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2013年12月16日 (月)

夏の香川・島めぐり(15)小豆島の醤油工場

130817shoyu1
坂手港からレンタサイクルで小さな岬を越えると、ほのかに醤油の匂いが漂って、醤油工場や佃煮工場が現れます。

130817shoyu2
かつての醤油蔵の一つが芸術祭の会場になっていました。
古い蔵を支える柱を埋めるように白い柱が立ち並ぶ作品です。
壁の作品も醤油によるもの。
小豆島のこのエリアは醤油の町で、醤油が大きなテーマになっています。「醤(ひしお)の郷」としてPRされています。

なぜ小豆島で醤油づくりが盛んなのかは、上記のリンクに詳しく解説されていますが、現地で見た説明では、もともとは赤穂からの技術者が塩田を開いていて、それが醤油づくりにつながったとのことです。最盛期には400軒、今でも21軒の醤油メーカーがあるといいますからかなりの集積です。

130817shoyu3
さらに進むと道をまたいでパイプラインが走る化学コンビナートのような醤油工場が現れます。
マルキン醤油の工場です。マルキン醤油は明治40年設立。当初から関東の醤油メーカーに対抗するために設立されたそうです。

130817shoyu7
今も古い工場建屋が残っています。

130817shoyu20
工場としても魅力的。

130817shoyu5
この建物などもいかにも近代建築です。

130817shoyu6
飾りが入って大正風?

130817shoyu8
下見板張りの工場もあります。

130817shoyu4
長ーーい工場の板壁。

130817shoyu9
その先に、登録文化財の第4号天然醸造蔵があります。
明治40年の創業当時の建物です。

130817shoyu10
しかも今も昔ながらの作り方で醤油が作られています。
窓からのぞき込めるというありがたいサービス。
(マルキン醤油でもほとんどの醤油は近代的な作り方をしています)

130817shoyu11
さらに進むと馬木地区に小豆島醤油工業組合の建物があります。
戦後は図書館としても使われていたそうです。

130817shoyu12
芸術祭の会場のひとつになっていました。
2階も気になりますが、上がれません。
手すりのカーブがきれいです。

130817shoyu13
内部では醤油を使ったインスタレーションが展示されていました。

130817shoyu14
金両醤油の建物。

130817shoyu15
※クリックすると拡大します

醤の郷では、今はなくなった醤油工場も含め、このように歴史を解説する表示がされています。400軒ですから、至る所にあります。

130817shoyu17
馬木地区の山に向かって醤油会社の固まっている町並み。

130817shoyu18
この奥も醤油会社です。

130817shoyu19
煉瓦の煙突がある工場。
今も醤油造りの歴史を感じさせます。

これだけたくさんの醤油工場が成り立っていたのも外とつながっていたからで、閉じているようで開けている島の面白さが表れていると思います。


より大きな地図で 瀬戸内国際芸術祭2013 を表示

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年12月 8日 (日)

夏の香川・島めぐり(14)小豆島へ

130817ferry1
今回の瀬戸内国際芸術祭には5回も出かけてしまったのですが、そのうちの3回目、小豆島編です。
この時は神戸からジャンボフェリーによる日帰り往復でした。
今回も作品紹介少なめで紹介します。

小豆島は関西の人には馴染みのある旅行先ではないでしょうか。
高校生の夏休みに友達と、弁天町からのフェリーで出かけたのが思い出です。

130817ferry2
ジャンボフェリーは芸術祭仕様で、ヤノベケンジさんのジャンボ・トらやんが操舵しています。
船に描かれた絵本も読むことができます。

130817ferry3
神戸港を後に。

130817ferry4
船内では伊吹島のいりこだしを使ったうどんを出していました。

130817ferry5
ここでも芸術祭の青い旗が使われています。

130817ferry6
明石海峡大橋をくぐります。

130817ferry7
航路はこんなルートです。
フェリーは小豆島経由の高松行きです。

130817ferry8
今回、入港したのは島の南東にある坂手港。
小豆島はフェリーが着く港が6つもあります。

130817ferry9
坂手港には同じくヤノベケンジさんの作品、スター・アンガー。

130817ferry10
効率的に回るためにレンタサイクルを借りました。
港からはちょっとした丘を越えていきます。

130817ferry11
高台にある廃墟ホテル。
高校生のときに訪れた小豆島はひたすら明るい島でしたが、今はこうなっているのですね。
心に痛みを感じつつ、最初の目的地に向かいました。


より大きな地図で 瀬戸内国際芸術祭2013 を表示

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年12月 7日 (土)

阿倍野長屋で電化美術展(大阪市阿倍野区)

131207denbi1
知人のKさんより以前から「電化美術展が面白い」と聞いていて、今回初めて訪ねました。
明日18時まで開催中です!(無料)

>公式HP 電化美術第4回

会場は南田辺にある阿倍野長屋という、洋館付き住宅のレンタルスペースです。
阿倍野長屋自体は何度も訪れたことがあります。

131207denbi2
第4回電化美術展のポスター。
会場の影響もありますが、「電気技術を使った美術表現」でありながら、未来的というより「手作り」「親しみ」「暖かみ」を感じさせる写真です。
Kさん情報によると「うさぎとぼく」さんで撮影されたとか。

電化美術は、メーカー勤務のUIデザイナーを中心に、大阪を拠点として活動する“ものづくり/ことづくり”集団だそうです。電気技術を積極的に使いながら、生活文化の延長にある新しい美術表現に挑んでおられます(HPの説明より)

半年に1回のペースで、阿倍野長屋を会場に開催されています。

131207denbi3
会場の様子。これだけでなく、洋館部分を暗室に使った展示など、場の雰囲気をうまく活かしています。
全部で8作品と小規模ながら、丁寧に説明していただいて、それぞれに楽しめます。
説明してしまうと新鮮な驚きがないので省略しますが、前回は耳かきを飛ばす機械などが出ていたそうです。わざわざ電気仕掛けでそんなことするの?というユーモアの効いたものや、こちらの行動に応える美しい仕掛けが出展されています。

131207denbi4
私が気に入ったのはこれ。
マウスができて今年50周年で、マウスの開発者が亡くなったことに捧げる意味で作られたとか。
どういうものかは会場でお確かめ下さい。

会場も良いので、ぜひお訪ね下さい。


| | コメント (2) | トラックバック (0)

2013年12月 1日 (日)

新・福寿荘で音の展覧会「まほろば荘」(大阪市西成区)

131201mahoroba1
西成の山王にある元アパートの新・福寿荘で、音の展覧会が開かれています。
ここには2年前、オープニングイベントの際にお邪魔して、とても面白かったのですが、それ以来の再訪です。

今回は、音のすみか「まほろば荘」というタイトルで、ばきりノすという女性2人の歌・声を素材に、米子匡司さん、西川文章さんによる音のインスタレーションが展開されています。

<開催概要> →公式HP ※引用
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
音のすみか「まほろば荘」
会場:アートスペースジューソー
〒557-0001 大阪府大阪市西成区山王1-5-31 新・福寿荘内
会期:2013年11月18日(月)〜12月16日(月)
OPEN:会期中の土・日・月14:00-21:00、火-金19:00-21:00 のみ予約制
入場料:300円
TEL:070-5346-9937
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【関連イベント】
2013.12.08(日) 16:00 - 17:00
「ばきりノす」パフォーマンスLIVE + GUEST
参加費:2000円
申込方法:E-mailにて、お名前、人数、ご連絡先をお送り下さい。
info@artspace13.com
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

131201mahoroba3
入口は玄関ではなくて、横にある扉から入ります。
この扉を開けたときから展覧会が始まります。
詳しく書いてしまうと楽しみがないので省略します。

131201mahoroba2
新・福寿荘は2階建てのアパートで、上町台地の崖の途中にあるので2階が入口です。
展覧会は2階、1階の廊下を使って展開されています。
廊下の床板は掃除が行き届いていて、明治生まれのおばあちゃんが手入れしているような清々しさです(実際には若い女性がされているのですが)。そうとう手間をかけておられます。
そして音の展示というのが、この古いアパートの雰囲気にぴったり合っています。

お勧めは夕方らしいのですが、夜も雰囲気良いです。結構、こわい。
昼間はちょっと違うかも。

131201mahoroba4
1階へは、懐中電灯を渡されて、音を探りに行きます。

古い建物好きな方には面白いと思いますので、ぜひこの不思議な感覚を体験してみてください。

<関連記事>
 「新・福寿荘を探検」(2011年11月)


| | コメント (0) | トラックバック (0)

大阪府庁の正庁の間ほか(大阪市中央区)

130816oosakafucho1

夏のある日、休みを取って、水・金のみ公開されている大阪府庁の「正庁の間」を見学しました。(とても遅ればせながら)
大阪府庁の建物については、以前に紹介したことがあります。
大正15年に建てられた建物です。

「府庁をじっくり 〜大大阪にあいたい(5)」(2007年)

130816oosakafucho2
※クリックすると拡大します

正庁の間は5階にあり、かつて年末年始の行事や人事発令・式典に使われていたそうです。
修復工事を経て、2012年1月25日から公開されています。

130816oosakafucho3
※クリックすると拡大します

天井には大きなステンドグラスやシャンデリア、装飾も多く、きらびやかな空間です。
この日は他に誰もいなかったので、この部屋にひとり贅沢な時間を過ごしました。

130816oosakafucho4
※クリックすると拡大します

天井のステンドグラスは、落下防止のため、8mm厚の透明プラスチックで保護されています。違和感はありません。
天井ステンドグラスとしては、国会議事堂の参議院議場に次いで国内最大級だとか。

130816oosakafucho5
※クリックすると拡大します

窓越しに大阪城天守閣が見えます。

130816oosakafucho6
窓にもステンドグラスがあります。
使われているステンドグラスは、アメリカ・ココモ社のキャセドラルグラス(単色透明)とオパールセントグラス(乳白色と他の色が混じり合った模様)と解説にありました。

130816oosakafucho7
床は寄木です。

130816oosakafucho8
※クリックすると拡大します

屋内なのに、玄関ポーチのような装飾。

130816oosakafucho9
壁には天使のメダルのようなものが飾られています。

130816oosakafucho10
同じく、こちらは歯車を持っています。

130816oosakafucho11
ついでに館内も見学しました。
まずオフィスの扉です。新しいもの、古いもの、いろんなタイプがあります。

130816oosakafucho15
部屋番号の表示は、ホーローのようです。

130816oosakafucho16
換気用の窓のようなもの?

130816oosakafucho17
階段は手すりに厚みがあります。
丸みがあって味があります。

130816oosakafucho12
階数表示のサイン。
レトロなデザインです。

130816oosakafucho13
もう1種類あります。

130816oosakafucho14
廊下はこんな感じです。

130816oosakafucho18
※クリックすると拡大します

エレベーターと隣の部屋の扉。
細かく装飾が入ってきれいです。

130816oosakafucho19
議場に続く入口にあったステンドグラス。

私はこんなところで働きたいですが、もっと明るいところがいいという方も多いでしょうね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2013年11月 | トップページ | 2014年1月 »