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2013年11月

2013年11月30日 (土)

夏の香川・島めぐり(13)宇多津のディテール

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宇多津編の最後は、ディテールの紹介です。
宇多津では凝った装飾をあちこちで見ることができます。

まずは虫籠窓から。
縁の部分が、虹梁が並んだような形です。

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これも縁が凝った虫籠窓。

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※クリックすると拡大します

ちょっと恐い、鯉の滝登りと象。
象は仏教画に出てくるような姿です。

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古い玄関灯。

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※クリックすると拡大します

欄間のような玄関装飾。

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面白い門と塀。
輪っかの乗っているのが気になります。

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アパート瀬戸内荘。
書体やかすれ具合も良いですし、タイルパターンもきれいです。

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出窓下の持ち送り彫刻。
ここに凝る家も所々で見ました。

宇多津は文化的な町なのでしょうね。

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最後にホーロー看板。
乳母車の広告は珍しく思います。

宇多津編はこれで終わり。この後、大阪に帰ったのですが、夏の香川の島めぐりは終わりません。後日訪ねた小豆島編に続きます。

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2013年11月29日 (金)

夏の香川・島めぐり(12)宇多津の波千鳥

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※クリックすると拡大します

宇多津の旧市街を歩いていると、立派な町家があります。

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※クリックすると拡大します

その2階の壁の下部に、波の瓦が連ねられています。

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※クリックすると拡大します

よく見るとそこに千鳥が飛んでいるのに気付きます。
それも様々な姿で何羽も。まずはご覧下さい。
羽ばたくもの。

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※クリックすると拡大します

身を翻すもの

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滑空するもの

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※クリックすると拡大します

波に突っ込もうとするもの

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飛び上がるもの

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腹を向けるもの

波に千鳥はよく見かけるモチーフではあります。
例えば、かわいらしい琳派の千鳥がイメージされるでしょう。
その意味は、世間の荒波を家族が助け合ってともに渡っていくということらしいです。
しかしここでは、一羽一羽がたくましく躍動的で、海に暮らしてきた宇多津の人の気概を感じます。

これを見ただけでも宇多津に来た甲斐がありました。
もう少しじっくり全ての千鳥を撮れば良かったと思います。

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この町家はさらに見どころがあって、家の両隅にも縁起物の瓦があります。
こちらは高砂の翁と大黒さん。
大黒さんはそろばんを持っています。

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こちらは高砂の媼とえべっさん。
えべっさんは踊っているように見えます。

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さらに屋根の上には宝珠付きの鴟尾?

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出窓を支える持ち送りにも彫刻が入っています。

どんなご商売のお宅かは分からなかったのですが、かなりのこだわりを感じさせる町家でした。


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2013年11月28日 (木)

夏の香川・島めぐり(11)宇多津の旧市街

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高松の大島に渡った後、高松に寄り、さらに少し時間があるので、宇多津に立ち寄ることにしました。
地名に「津」が付いていることから分かるように古い港町です。

宇多津駅に降り立っても、新しい高架駅で、周辺も新しい街区ばかり。
周囲の坂出や丸亀などと比べると、降りてみようという気持ちがあまりしないところです。ただ、それは現在の市街地がかつて塩田だったところに開けているからです。宇多津は明治から昭和にかけて塩田の町として隆盛を極めたのですが、戦後、塩づくりの方式が変わり、昭和47年に全塩田が操業停止、186haもの塩田跡地が残されました。その後、本四架橋に合わせて塩田跡地の開発が進められたそうです。
宇多津町HP「塩づくり今昔」

旧市街は駅から離れたところにあります。

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南側の山裾に沿って歩いて行くと、古い街道筋に入ります。

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切り通しを抜けると、宇夫階(うぶしな)神社。
社殿背後には、古代祭祀跡の巨石・磐境(いわさか)があるという古社です。
伊勢神宮別宮の多賀宮から移されたという社殿もあるそうですが、時間がないのでパス。

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さらに古い町並みが続きます。

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※クリックすると拡大します

ちょっと側面の面白い町家がありました。
洋風っぽい装飾が入っています。

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※クリックすると拡大します

漆喰模様が波だったり、花だったり、にぎやか。

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さらに進むと、重要そうな四つ辻に出ました。
見あたりませんが、道路元標が置かれそうな場所です。

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洋館付き住宅もありました。

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街道は新町水門に続きます。
昭和30年竣工です。
この川に船が溜まっていたのでしょう。

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集落の外から見ると川沿いに大きなお寺があります。
西光寺といいます。川に向かって塀にどうみても銃眼の三角の窓が開いています。
宇多津はこの西光寺から宇夫階神社にかけての山沿いに寺町があります。

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川の反対側には料亭の公楽蔵カフェこうらくがあります。
カフェは既に営業終了後で入れず。
蔵カフェ1階はダンスホールらしい。気になります。

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山手に回ってみました。
赤い屋根の町営住宅です。

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山の斜面にも赤い屋根の町営住宅群。
なぜか赤い瓦が多用されています。

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町営住宅を横から。

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そのうちの1棟。
昭和20〜30年代ぐらい?

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再び四つ辻に戻ります。
ここから役場に向かう道にはアーケード。

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ここもアーケードがあったようです。
メインストリートの風格あり。

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市街中心部で一際目を引くのはとんがり屋根の洋館付き住宅です。肥料販売業で財をなした堺芳太郎という方が、接客用に建てた別邸だそうです。今は蔵の館・三角邸といって、町が管理しています。

思った以上に見どころの多い宇多津旧市街の紹介はまだ続きます。


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2013年11月25日 (月)

大正住宅の共同アトリエで写真展(大阪市西成区)

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11/23・24の土日、オープンナガヤ大阪2013という大阪中の長屋をオープンハウスするイベントが開かれていました。今回3回目です。

いくつか訪ねた中から、カエルハウスを紹介します。
南海の天下茶屋駅から線路沿いに北に歩いて5分ぐらい。
住所は、大阪市西成区花園南1-11-4です。

ここでは、写真展「河合止揚×山本ジュン 二人展」が開催されていました。
会期は12/1(日)まで。
時間は12〜20時、入場無料です。まだ見に行けます。

河合止揚さんは建築写真家で、今回は趣味で撮られている大阪の長屋や蔵の写真を展示されていました。山本ジュンさんはアジアを旅しながら心に留まった光景(廃墟など渋い写真)を写真に撮っておられます。どちらも私好みです。

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住宅の脇に通路があって、奥にも長屋が並んでいます。
この住宅自体は長屋とは言いにくい気も。

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入口にはカエルハウスのアイアンワーク(?)。

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オープンナガヤ用の解説です。
大正時代の建物だとか。オーナーさんにお話を伺うと、数十年住んでおられた方が又貸しをして、2階に3人住まわれていたとか。その方がおられなくなったのを機に共同アトリエとしての利用を考えておられるそうです。

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玄関を入ると建具がずらっと並んでいて、「インスタレーションか?」と思ったのですが、付近で解体された民家から、改修用にもらってきた建具だそうで、今ならよりどりみどりです。

ここはクリエイターの方々にアトリエとして使ってもらいたいとのことです。まだ天井も床もない状態で、手作りで一緒に作り上げていきたいというお考えです。

私はクリエイターではないですが、非常に興味をもちました。
(後でクリエイターになればいいとおっしゃるのですが・・・)

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2階への階段のひとつ。
年季の入った木の階段です。

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もうひとつの階段。

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この建物の面白いところは、2階の部屋が段差のあるベランダでつながっているところです。
非常に面白い構造。

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ベランダからは長屋ビューです。

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この内と外の関係が面白い。
夏など外で飲んだり、月見もできますね。

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2階は小部屋が並んでいて、収納もあります。

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現状は天井がないので面白いスペースになっています。
壁に掛かっているのは山本ジュンさんのアジアの写真。

山本さんにお話を伺ったのですが、知床の海で防波堤に並ぶウミネコが外敵に向かっていく話とか、ベトナムのリゾート地の廃墟をめぐったこと、突然の雨で飛び込んだ家にいた豚と3時間をともに過ごしたこと、アーティストとの偶然の出会いなどなど、どの写真にも背景となるゆったりとした時間での話があって、味わい深いものでした。全部お話を伺いたいぐらいでしたが、全部聞くと何時間かかるか分かりませんので、いくつかにとどめました。

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戸板がテーブルになっています。

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この物件の面白いところは、各部屋に流しが付いていること。
普通そういうことはないと思うのですが、アトリエとしてはぴったりですね。

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すみません、トイレの写真も。
タイル張りの和式。

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壁に一斗缶が使われているとのこと。

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真鍮のドアノブも良いです。

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さりげなく置いてある椅子も絵になっています。

紹介してしまって、自分が借りられなくなったらどうしようと妄想しつつ、記事にしました。
空間も写真も面白いので、ぜひ訪ねてみて下さい。
繰り返しますが、12/1(日)まで写真展をやっていて、見学できます。


<関連HP>
 カエルハウス公式HP

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2013年11月22日 (金)

夏の香川・島めぐり(10)高松の大島

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伊吹島・観音寺を訪ねた翌日、高松市の沖合にある大島に渡りました。
ここも瀬戸内芸術祭の島です。ただし、この小島は特別で、全島がハンセン病の国立療養所になっています。
普段でも一般の人が渡ることも可能ですが、訪ねやすいこの機会に訪れました。

島には国の船で渡ります。

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乗船整理券をもらって乗船。
無料です。

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大島は二つの小島が砂州でつながったような形をしています。
施設はその平坦部に集中しています。

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国立療養所・大島青松園の入口。
白砂青松の美しい風景です。

ここでガイドさんの出迎えがあり、まずはガイドツアーとして巡ります。

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芸術祭期間はカフェが営業していました。

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休憩所。ちょっと古めの建物です。

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療養所が島に作られたのは、ハンセン病に対する誤解があり、隔離政策が取られたからです。当初は中・四国8県の連合による大島療養所として、明治42年に開設されました。島を出られなかった方も多く、その方々は納骨堂におさめられています。

現在、島に暮らす元患者の方は80人あまり。加えて職員の方がおられます。
いまは普通に島を出ることもできます。

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ここから眺める瀬戸内海は非常にきれいです。

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患者さんのため、各種の宗教施設が揃っているのですが、もちろんキリスト教会もあります。
なおかつ、昭和10年にヴォーリズ設計で建てられた大島青松園礼拝堂があります。
そんな古そうに見えないのですが。

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側面から。かなりシンプルです。

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こちらは風の舞というモニュメントです。
火葬場の前に立っていて、納骨堂におさめた残りのお骨を納めています。
面白いのが、四国4県、それぞれを代表する石を砕いて、モニュメントの回りに配置されていることです。

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療養所の人たちが何かを植えていた畑の跡。

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四国の島に共通の、島四国が大島にも設置されています。

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独身一般寮地区。
ここは見学可能エリアで、芸術祭の展示会場もここにありました。

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15寮はまるまる展示会場になって、船を展示したり、写真展があったりしました。
他に資料館のある建物もあります。

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配食用の台。

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海中から見つかった手術台だそうです。

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そして、この会場でのメインともいえる田島征三さんの作品、青空スイング館。
新潟の大地の芸術祭での、絵本と木の実の美術館が良かったので期待してしまいます。

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8寮が絵本になっています。
ビー玉の涙をこぼす人魚姫。

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海賊。本当は動くようなのですが。
これだけではなくて、海中のランプや木の実の部屋などもありました。
外観から想像できない別世界になっています。
ここもまた楽しい立体絵本でした。

この島に新しい患者さんがやってくることはなく、今いる方が住み続ける状態のようです。
現在の平均年齢は80歳ほど。今後の利用もまだ決まっていないとのこと。
職員削減に反対する掲示も見ました。

入所者の方が寂しく感じないような移行ができれば良いなと思います。


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2013年11月20日 (水)

はならぁと2013の桜井本町(奈良県桜井市)

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今年も奈良・町家の芸術祭はならぁとが開催されています。
今回は9/7〜11/26の長期断続開催で、会場8エリアのうち五條新町、今井町、宇陀松山、奈良きたまち、桜井本町の5ヶ所を回りました。順番は前後しますが、まだ今週末まで会期を残している「桜井本町エリア」を紹介します。
といっても例によって、イベントよりよそ見が多いのでご了承下さい。

桜井は5年前にも歩いたことがあります。
「初瀬街道の近代ー桜井」

桜井は木材の町です。

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桜井だから桜の持ち送り?
ローカルな醤油看板も良い味を出しています。
(今も営業されてます)

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会場エリアは主に初瀬街道が通る本町通りです。
前回は歩かなかった本町通りの西側から歩き始めました。
橋のたもとにお堂があります。
ここから西の町並みにも心ひかれましたが、それではいつまでもスタートできないので今回はあきらめました。

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木材の町だけあって、家の扉などを見るのも楽しいです。

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豆タイルの円柱が飾りになっている建物。

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古い玄関灯。

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アーケード商店街に入ったところに、はならぁと会場の旧力寿司があります。
既に営業はされていません。
左右で違うタイルが楽しい。

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薄暗い室内で映像作品、絵画作品が展示されていました。
建物の雰囲気が効果を発揮しています。

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半透明の明るいアーケード。

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覆いが外されたアーケード。
見た目には面白い。

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ある質屋さん。
ヴィトンの溝蓋。

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展示会場の一番遠くは等彌神社です。
入口の御祓橋はチェス駒のような親柱のデザインで、想像通り大正時代、大正13年の橋です。

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ここの吐水口は亀でした。
竜が多いですよね。

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参道の途中にも同じような橋があります。

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等彌神社は古社らしい、鬱蒼と厳かな神社でした。
こういうところに導いてくれるのが、回遊型イベントの魅力です。
拝殿前では竹を曲げて作品を公開制作中でした。

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再び本町通りに戻って、東端の桜井東集会所へ。
桜に東の特注の瓦が乗っています。

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路地(6丁目路地)も展示場所になっていました。
風に揺らぐ糸とビニール。

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木製の窓が洋風デザインのパーマ屋さんがありました。

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最後の方で立ち寄ったのが、佐藤邸。
古い家屋を地元の方が買い取って改修を進めているそうです。

塀の上に隙間だらけの木を打ち付け、とても面白い表現になっています。

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一室では商店街アーケードの照明の語る話。
面白い着想です。
床から漏れる光を使った作品なども良いと思いました。

作品は一部しか紹介できませんでしたが、まだ今週末まで見られますので、よろしければお出かけください。


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<関連記事>
 「初瀬街道の近代ー桜井」

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2013年11月17日 (日)

旧精華小学校が解体へ(大阪市中央区)

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このブログでもたびたび取り上げた、なんばの旧精華小学校のことですが、解体工事が始まったと聞き、見に行ってきました。
既に工事用の柵が巡らされています。

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解体工事を示す掲示。
他の掲示によれば、事業期間は10/21から来年の5/31までとなっています。

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ツタに覆われた校舎。

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校舎の南側。

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ツタに覆われた旧精華幼稚園。

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商店街側の入口も覆われています。

何度も書いていますが、この資産が活用されないというのは非常に残念です。
各地で活用事例が増えている一方で、開発に伴う解体も増え、せめぎあっている状況のようです。

今度の日曜日11/24には、第3回関西建築保存活用サミットが開催されます。
また、11/23、24には、オープンナガヤ大阪2013も開催されます。

失った資産は元に戻せませんので、まず活用を検討するということが定着してほしいと切実に思います。

<関連HP>
 「精華小校舎 愛好会」

<関連記事>
 「大阪の誇り・旧精華小学校」(2011.3)
 「精華小学校敷地活用のプロポーザル募集が予告されました」(2012.10)
 「精華小学校の利活用を考えるフォーラム」(2012.9)
 「増田清建築ツアー(2)精華小学校と新世界国際劇場」(2011.10)

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夏の香川・島めぐり(9)観音寺の灯りツアー

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つい長くなってしまった観音寺の紹介もこれで最後です。
観音寺では、瀬戸内芸術祭のイベントで「よるしるべ」というものが開催されていました。
光を使ったアート作品をまちなかに点在させ、それを道しるべとして、まちを巡るというものです。ガイドマップだけで回ることも可能なのですが、解説付きのツアーに参加してみました。

主催はドピカーン観音寺というアートプロジェクトです。

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お菓子をいただきました。

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伊吹島のうちわもいただきました(重宝しました)。

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例えば、こんな陶芸作品がしるべとなります。

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面白いショーウィンドウ。○の中に→←。

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人形屋さんの集まる通り。

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きれいな夕焼けで空が焼けていました。

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扉の窓をスクリーンに映し出される和柄。

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堤防に泳ぐ魚。
ちょうど路地を出た真正面になるように投影されています。

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生徳旅館は、昭和天皇が昭和24年の行幸の際にお泊まりになった老舗旅館。

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財田川に架かる三架(参賀)橋は、昭和10年の建設です。
三連アーチがライトアップされていました。

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夕暮れの色合いが美しい。

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割烹とらやさんでは、スポットライトから虎が逃げ回る楽しいアニメーション。

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灯りをともされた立派な旧家。

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耳なし芳一のような映像作品。

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伊吹島と夕陽のアニメーション作品。

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かまぼこ音楽堂の壁面を使ってアニメーション。
これはイカ。宣伝も兼ねています。

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立派な松のライトアップ。

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朝日湯ギャラリーの隣の壁に投影されたアニメーション。

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最後に、砂絵の寛永通宝をもとに「観栄通宝」として観音寺の特産などを盛り込んだ貨幣デザインのアニメーション。

今までに参加したことのある夜の映像イベントは、賑やかなまちなかで固まって開催されるものばかりだったので、暗い中に映像作品が点在していて、それを巡るというのは面白い趣向でした。
私はこれがあるので観音寺に泊まりましたので、(そんな人がどれだけいるか分かりませんが)宿泊客を増やすという意味でも良い気がします。

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2013年11月14日 (木)

夏の香川・島めぐり(8)観音寺の気になるもの

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観音寺は歩いていてとても面白い街で、気になるものがたくさんあります。
今回はそんな気になるものをとりとめなく紹介します。

まずはこの集合住宅。
敷地に合わせて建てられています。
一目見て気になったのですが、後でガイドツアーに参加したときに、「観音寺で一番古い鉄筋コンクリートの集合住宅」(ちょっと表現違ったかも)と紹介されていました。
地図によれば、大和荘といいます。

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各戸の玄関が中庭を向いていて、階段なども魅力的です。

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ある意味一番インパクトがあるかも。
看板建築よりも、その独特な刈り込みに目を奪われます。
船のイメージ?

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看板建築の安藤化粧品店。

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ごく浅く、縁取りがされています。

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これも看板建築で、ヤマガミ袋物店。
小道さん情報によれば、昭和5年の建物です。
当初は表にもあったのかもしれませんが、側面に装飾が残っています。

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続いてはアート作品。まちのあちこちにぬいぐるみの人物が座っています。
それぞれメッセージを持っています。

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名物のえびせんべいやさんの前にも。

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続いては琴弾公園のクジャクの檻。
琴弾公園は明治30年に開園した県立公園で、設計は小沢圭次郎とのこと。
古い公園らしく、園内に家屋があったり、動物の檻があったりします。

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こちらはサルの檻。
公園内の檻も最近は減っていっていますね。

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観音寺南小学校の校門。
アールデコっぽいですね。
ラジエーター風のデザイン。

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普通のガレージなのですが、さびのパターンが面白い。

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観音寺のY字路。

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桜の持ち送り。
ポピュラーな旭日デザインのものと似ていますが、この桜のデザイン、気に入りました。

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格子と丸の持ち送り。

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カーブと丸の持ち送り。

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家の壁に神棚が付いているのも面白いです。
どんな事情があるのでしょう。

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空中の連絡通路。
これも見るだけでわくわくします。

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立体的に見える壁模様。

皆さんの気になるものもありましたでしょうか。


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2013年11月12日 (火)

夏の香川・島めぐり(7)観音寺の銭湯ギャラリー

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伊吹島で出会った旅行者に、「観音寺の朝日湯ギャラリーが面白い」と聞いたので立ち寄ってみました。
大正8年に建てられた銭湯「朝日湯」を使った期間限定のギャラリーです。

朝日湯ギャラリーの紹介HP

看板建築ですが、3階建ての銭湯らしからぬ建物。

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こういうところにデザインが入るのが大正時代らしさでしょうか。

入口には売店があって、ドリンクやらお菓子やら売っていたのですが、人が多くて写真を撮りそびれました。

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脱衣箱も展示スペースになっています。

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脱衣箱の上に結納飾りの展示。

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風呂場はこんなに賑やかになっています。

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タイルもじっくり見られるのが良いところ。

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お湯の吹き出し口のようです。

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水面はアート作品ですが、マーブルチョコを並べたような給湯口も負けずにポップです。

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こちらも水面が演出されています。
魅力的なタイルとの共演。

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鏡には広告がそのまま残っています。

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いろんなブルーのタイルが使われています。

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見上げるとカラフルな紙コップが無数に吊されていて、パーティー会場のようです。

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昔の味のある注意書きも残されています。

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これも良いですね。
「明日もあります」

銭湯に展示するというより、銭湯を作品化したようなギャラリーでした。
今回は瀬戸内国際芸術祭の関連企画だったようですが、またオープンしていただけたらと思います。


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2013年11月10日 (日)

夏の香川・島めぐり(6)観音寺の旧農事試験場

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観音寺ではレンタサイクルを借りて回りました。
駅前の「大正橋プラザ」観光案内所と川北の「道の駅ことひき」で借りられるのですが、港から近いのと隣に資料館があるため、道の駅で借りました。わずか100円です。

その資料館というのが、今回紹介する観音寺市郷土資料館です。
見ての通りの近代建築で、元は大正3年に建てられた三豊郡農会農事試験場です。

沿革によれば、その後、産業勧業館、昭和2年に町立讃岐博物館となり、戦時中は一時閉館、戦後図書館と併設され、昭和55年に建物の保存修理が行われて市立郷土資料館となったそうです。
今は道の駅や、世界のコイン館(近くにある寛永通宝の砂絵にちなんででしょう)と一体で観光拠点になっています。

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入口のポーチ。
瓦屋根で和洋折衷です。

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和風の鶴の鬼瓦と洋風の鬼瓦(ただし木製っぽい)が併用されています。

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事務所の階段親柱。
シンプルです。

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最後に折れて2階に上がります。

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手すりのデザインがちょっと変わっているのですが、もしかして、農機具の鍬か鎌などをデザインしているのでしょうか。

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2階も資料館の展示スペースで、きれいに改修されています。
資料館らしく剥製などが並んでいます。

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シャンデリアの根本の飾りは元々のデザインでしょうか。

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事務所の建物の裏にもう一つの建物が続いていて、こちらの方が「試験場」という感じがします。
屋根が2段になっていて、明かり取りになっています。
こちらは祭りなどの展示スペースでした。

資料館は開館時間なら無料で気軽に見学できます。
この裏手が讃岐煉瓦工場跡なので、合わせて回るのも良いですね。


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夏の香川・島めぐり(5)観音寺の煉瓦工場跡

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観音寺市の財田川河口・北岸には、かつて讃岐煉瓦の工場がありました。(この写真でいうと右側)
明治30年に創業した、主要な煉瓦会社の一つです。
有名なところでは、原爆ドーム(広島県物産陳列館、大正4年)に使われていたそうですし、大阪でも時々見かけます。観音寺に行くなら訪ねたいと思っていました。

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※クリックすると拡大します

観音寺市の資料館に展示されていた航空写真。
敷地の東の方に工場らしきもの、北に社宅らしきものが見えます。
既に工場を縮小している時期なのでしょう。
工場の西側は自動車学校に変わっています。

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讃岐煉瓦の跡地は今は住宅地などになっています。
その一部に、煉瓦工場だった名残を留めるように煉瓦塀のモニュメントが作られています。

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讃岐煉瓦自身が旧工場敷地でマンションを手がけていて、今では不動産開発の会社のようになっています。
グループ会社には観音寺自動車学校、温泉施設の琴引廻廊もあります。航空写真でかつて自動車学校のコースだったところにこの温泉施設が建っています。

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まだ空き地のままのスペースもあります。
少なくとも2004年までは工場が残っていたらしいのですが。

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工場事務所(新しいもの)はまだ残っていて、煉瓦が積まれていました。

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敷地の周囲には煉瓦塀があり、もちろん讃岐煉瓦製です。
井形の菱に「サ」の字が入るのが、讃岐煉瓦の刻印。

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赤煉瓦の塀と社宅らしき建物。

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かつて社宅が建ち並んでいたような区画も空き地になっています。
奥が讃岐煉瓦の経営するマンション、手前が残っている社宅だと思います。

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ちょっと凝った積み方の煉瓦塀も。

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讃岐煉瓦の標石もありました。

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社宅らしき建物を東側から。ぐるっと煉瓦塀が囲んでいます。

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敷地の北側には役職者の社宅らしきものがあります。

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ここの塀の煉瓦には、組み合わせて丸窓になる煉瓦など、面白い役物の煉瓦が使われています。

このように今でも讃岐煉瓦の工場の名残は見ることができますが、かなり消えつつあります。
調べていて知ったのですが、観音寺は映画『青春デンデケデケデケ』のロケ地に使われたそうで、今はない社宅も映画の中に登場しているそうです。機会あれば見てみたいと思っています。


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<関連記事>
 「六光星を追って津守へ」(2009年)

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2013年11月 6日 (水)

夏の香川・島めぐり(4)観音寺の倉庫

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香川県の伊吹島から観音寺港に戻って来ました。
港の周辺には倉庫が建ち並んでいます。
観音寺にある倉庫をいくつか紹介します。

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まずは港の倉庫。
それぞれ少しずつ違います。

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鬼瓦の部分にある松竹梅の瓦。

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おそらく土壁に板を貼っていたのを波板のトタンに変えて、それが腐食してはがれ・・・という流れかと思うのですが、面白い模様になっています。

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もう一つこれも。

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道をはさんだ隣にも木造倉庫。

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裏側の通りにも木造倉庫があります。

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少し市中心に向かって歩いて行くと、赤煉瓦の倉庫が。
山地かまぼこさんが昭和4年に建てた倉庫です。
今はかまぼこ音楽堂として、イベントに使われています。


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斜め向かいにある山地かまぼこさんの店舗。
土台が煉瓦の蔵です。

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同じ通りにはもう一つ赤煉瓦倉庫があります。

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最後に紹介する倉庫は定番の農協倉庫。
赤煉瓦の立派な建物です。
ついでに塀も煉瓦塀です。

赤煉瓦の倉庫が多いのは、次に紹介する予定ですが、地元に讃岐煉瓦という煉瓦会社があったからかなと思います。倉庫がたくさんあるのは、かまぼこ製造や乾物など昔から水産加工が盛んだからでしょうか。
港町らしい景観だと思います。


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