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2013年9月

2013年9月24日 (火)

呉羽の里住宅地(池田市)

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7月のことですが、池田市にある郊外住宅地「呉羽の里住宅地」を訪ねました。
最寄りの石橋駅から北に徒歩20分ぐらいです。
池田高校のすぐ北隣にあります。

私は箕面市側から回ったのですが、住宅地に入ると桜並木が現れます。
生け垣と合わせて緑が豊か。この日は夕立に見舞われて、一層緑が濃くなっています。

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住宅地内の南にある住宅。
自信を持って古い住宅といえるのはこれぐらいです。

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玄関脇にダイヤモンド型の窓があります。

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住宅地の中心を走る道路。

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住宅地の北寄りにはダイヤモンド型のロータリーがあります。
戦前の住宅地ではよく見かけるもの。

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そのロータリー中央の緑地に、呉羽の里住宅地開発時の記念碑が残っています。

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裏面を見ると、「昭和十二年五月建之 柴田土地建物株式会社」と書かれています。
つまりこの住宅地は昭和12年の開発です。

柴田土地建物株式会社は、他に茨木市や羽曳野市の数カ所で住宅地開発を行ったようです。

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住宅地をぐるっと回ってみます。
ちょっと使われていない風ですが、不思議な敷地がありました。
広い敷地に2つ建物が建っています。あまり住宅っぽくないのですが。

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住宅地内はメイン以外の道にも街路樹が植わっています。
桜以外の木も植えられています。

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和風の門構えの住宅。

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これも小屋裏の換気口を見ると古そうな住宅です。

最初に紹介した住宅以外は、これは、という住宅を見つけられませんでした。

ただ、行き帰りに気になる建物がありましたので、ついでに紹介しておきます。

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瀬川で見かけた赤い屋根の住宅。
町内会の名前が瀬川荘園だったので、これも古い住宅地の一つかも知れません。

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同じく瀬川荘園の洋館付き住宅。

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帰りに見かけた住宅はさらにインパクトがありました。
和洋折衷の建物に、洋館部分が付属する形です。
壁に雨が垂れたような模様があって面白く思います。

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また別の角度から見ると、後ろにもいくつか建物が並んでいることが分かります。

ここも自治会が野村荘園自治会となっていたので、まとめて開発された可能性もあります。

石橋周辺は、郊外住宅地あり、街道筋の古い町並みありで面白いところです。


<関連記事>
 「目次 近代の郊外住宅地と別荘地」

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2013年9月15日 (日)

稲野住宅地(伊丹市)

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5月のことになるのですが、伊丹市にある郊外住宅地の稲野住宅地を見に行きました。
最寄り駅は阪急伊丹線の稲野駅です。開業は大正10年。
阪急伊丹支線は大正9年に開通し、阪急によって稲野住宅地が売り出されたのが大正14年です。伊丹市内では最初期のもので、この後、塚口、緑ヶ丘、新伊丹などの住宅地開発が続きます。

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駅前には小さなロータリーがあって、稲野住宅地に向かって道が伸びています。
郊外住宅地らしい流れ。

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ちょっと寄り道して、近くの稲野児童遊園地には「皇太子殿下御降誕記念碑」が立っていました。国旗掲揚台でしょうか。

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稲野住宅地は北から順に見ていきました。
生け垣や門構えが郊外住宅地らしい構成です。

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住宅地内の道は比較的狭く、生け垣の家がたくさんあります。

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戦前の住宅地には付きものの教会。

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大正時代の住宅地はまだまだ和風住宅が多いと思います。
生け垣に囲まれた和風住宅。

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ちょっと分かりにくいのですが、近代建築っぽい住宅です。

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洋館付き住宅。

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和風の門。

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和風の門と板塀の組み合わせ。

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木製サッシの住宅。

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※クリックすると拡大します

稲野住宅地で一番存在感があった洋館付き住宅。
2階建ての洋館部が附属しています。

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これも和風の門と生け垣。

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石垣の下に煉瓦も積まれていました。
残念ながら刻印は確認できません。刻印のないタイプかも。

私が稲野住宅地で確認できたのはこのぐらいでした。
ついでなので、稲野住宅地の南にある若菱町(旧三菱電機社宅)も見に行きます。

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社宅の名残は確認しがたいのですが、例えば、こういう平屋の住宅などもそうなのでしょうか。

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こちらも平屋部分がやや古め。

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こんなタイプもあります。
社宅らしさは感じにくい現況でした。

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社宅街の真ん中には公園があり、その隅に若菱町の集会所があります。
若菱町の集会所は、角の丸っこい面白いデザインでした。

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おまけ。稲野駅の近くのマンションで見かけた塀です。
石臼を再利用していますね。


より大きな地図で 郊外住宅地・社宅街・木造市営住宅 を表示

<関連記事>
 「緑ヶ丘公園とその周辺」
 「目次 近代の郊外住宅地と別荘地」

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2013年9月10日 (火)

ブログ8周年御礼

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<豊中市岡町の洋館付き住宅>

皆さま、「日常旅行日記」をご覧いただき、ありがとうございます。
おかげさまでこのブログは8周年を迎えることができました。

この記事で940本目の記事ですので、この1年で107本のペースです。
来年には1000本にたどりつけそうです。

このところ更新が滞りがちで、あと20本ぐらいは記事を書ける素材があるのですが、書く間がないままになっています。眠らせてしまっては意味がないので、なんとか公開したいと思っています。
例えば、瀬戸内芸術祭がらみで、島や香川の町を回った記事などがあります。

このブログでメインテーマとしている近代の風景については、大きな建物については残念な知らせが続く一方で、ひそかに気になっていた小さな建物がお店などに活用されることが増えてきたように思います。大阪で言うと中崎町や空堀といったエリアだけでなく、あちこちの住宅地の中で単独でお店をされている例も当たり前のように聞くようになりました。そんな事例も紹介できたらと思います。

いつも言っていることですが、コメントをいただけると励みになりますので、ぜひ気軽にコメントをいただけたらと思います。
これからも本ブログをよろしくお願いします。

<関連記事>
 ブログ5周年の記事
 ブログ6周年の記事
 ブログ7周年の記事


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<豊中市岡町の丸窓>

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2013年9月 4日 (水)

生駒ケーブルの周辺(奈良県生駒市)

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前回、生駒の宝山寺獅子閣を紹介しました。
今回はその周辺を紹介します。
話は遡って、宝山寺には近鉄奈良線の生駒駅で降り、鳥居前駅からケーブルに乗り換えました。
右の車両に乗りたかったのですが、動いていません。

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現役の車両はブルドッグの顔をしたこれ(ブル)とネコの顔をしたミケです。
宝山寺駅に到着。

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※クリックすると拡大します

宝山寺の駅からは気になる建物が見えました。

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※クリックすると拡大します

もう少し近づくと、断食道場であることが分かります。
大正7年からやっている歴史ある断食道場だそうです。
以前、ひとにここを勧められたことがあり、こんな建物なら行ってみても良かったかなと思います。

 →静養院HP

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宝山寺の門前に旧交番があって、ちょっと良い感じ。

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生駒の麓から宝山寺まで、階段の道が続いています。
その両側には旅館が多く、かつての賑わいを感じさせます。

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境内に入るところの参道。
灯籠がずらり。

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※クリックすると拡大します

宝山寺は大きな崖を背に、包み込まれるような境内です。

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昭和15年の灯籠は、銅細工入り。
当時は建築金物業だった、橋梁メーカー・ハルテック(現駒井ハルテック)の創業者が紀元2600年と創業30周年を記念して建てたもののようです。(微妙に創業年が合わないので、もしかしたら別人かも)

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※クリックすると拡大します

境内にはぎっしりと建物が詰まっています。
歓喜天(ガネーシャ由来)を祀る聖天さんはどこも参拝者へのサービス精神が旺盛で、濃密な楽しさがある気がします。

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龍の装飾のある塔。
いったい何匹の龍がいるんでしょう。

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銅の鳥居に銅の狛犬。
境内は銅で溢れています。

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帰り道は階段を歩いて下りました。

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途中にあった、アクセサリーと雑貨の店・chiel(シエル)
戦前の和洋折衷住宅を改装しています。

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丸窓があるのが良いです。

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階段をさらに下ると住宅地になります。
こんなところが住宅地になっているのはすごい。
階段の両脇には名前を刻んだ石柱が立っています。

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かなり下って、山崎新町区で、国旗掲揚台を見かけました。
昭和14年です。

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さらに高くそびえる洋風住宅を見かけました。
サイディングに覆われていますが、銅板葺きの屋根ですし、本体は古いのではないかと思います。

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アップにするとこんな感じ。

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古くて趣きのある酒屋の楠下商店さん。

生駒ケーブルの周辺は麓から境内まで、宝山寺の濃密な門前町が楽しめます。


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