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2013年5月12日 (日)

旧伊庭家住宅の引手コレクション(近江八幡市)

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前回は、ヴォーリズ設計の旧伊庭家住宅について、全体的な紹介をしましたが、今回と次回はディテール編です。

和風建築を見る時に私がいつもチェックする箇所があって、それは「ふすまの引手」、「釘隠」、「欄間」、「床の間」です。今回、恐らくお住まいだった伊庭慎吉氏が風流人だったからでしょう。引手に見どころがたくさんありましたので、まとめて紹介したいと思います。

まずこの引手。
風合いからいって七宝焼きに見えるのですが、どうでしょう。
とても細かく渦巻きが描き込まれています。

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こちらは、付け書院にあった地袋の引手です。
漆塗りのような質感です。
この写真でも実物大より大きいぐらいで、非常に細かな描画です。
盆栽のようにも見えます。

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一転、非常にシンプルな引手。
「光琳梅」と呼ばれるデザインのようです。
秋のふすまに描かれていました。なぜ秋のふすまに梅なのか不思議です。

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裏側の春のふすまにはこういう引手です。

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奥の和室にあった引手。
花柄と思っていいでしょうか。

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同じく奥の和室の引手。
引き開ける取っ手が、スライドロックのつまみも兼ねています。

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柿のヘタを思わせる引手。
色も柿渋色です。

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これは新しいものに見えますが、釘は古いですね。

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最後に2階のアトリエ入口の引手。
どうも系統が違うような凝った引手です。
どこかで骨董を入手してきたようにも見え、非常に細かい細工です。

旧伊庭家住宅にいらっしゃる機会がありましたら、ぜひご確認ください。

この春は6/2(日)まで、毎週日曜日の10〜15時に公開されています。

<関連記事>
 「北の玄関・伏木港(2)北前船資料館」
 
 「旧伊庭家住宅を見学」
 「旧伊庭家住宅のディテール」
 
<関連サイト>
 安土町観光協会「旧伊庭家住宅」 ・・・公式

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日常旅行(滋賀)」カテゴリの記事

コメント

初めまして。
私も旧伊庭家住宅を見学してきましたが、
引手、こんなに種類があったのですね。

見落としていたのもあって、まとめて紹介していただいて、とても興味深かったです。

一番上の引手、すごく細かくて、目を奪われました。
スライドロックも面白いですね。

次回はどんなディティールでしょうか。
楽しみにしております。

投稿: quatrefoil-window | 2013年5月12日 (日) 11:44

quatrefoil-windowさま、初めまして。
コメントありがとうございます。
ブログで近代建築を紹介されているのですね。

引手のデザインは肉眼で分かりにくいほど細かいのもあって、写真で拡大してそうだったのかと思うものもあります。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: びんみん | 2013年5月12日 (日) 19:29

こんにちは。
びんみんさんの記事を見て、先日行ってきました(今回が初めてです)。
素晴らしかったです。

引手にも注目していたのですが、2枚目の写真は無念の見逃しです(涙)。
付け書院の地袋でしたか。。。

投稿: ひろ009 | 2013年5月24日 (金) 21:33

ひろさん、こんばんは。
行ってこられたのですね。それはそれは^^
素晴らしいですよね。
ひろさんの行ってこられた住友活機園にも行ってみたいなと思っています。

2枚目の引手は難易度高いですよ。
かがみ込まないと分かりませんので。

投稿: びんみん | 2013年5月25日 (土) 00:21

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