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2012年7月 9日 (月)

富山の岩瀬湊(2)港の風景

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岩瀬に着くと、今にも降り出しそうな雨雲の下、まずは富山港展望台を目指しました。
やはり上から見てみるに限ります。
この展望台は高さ25m。昭和60年にできました。
この形は金刀毘羅社(琴平神社)の常夜灯を模しているそうです。

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こちらがオリジナル。似てますか?
北前船時代の常夜灯、今でいう灯台です。
こちらは高さ6m。

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富山港展望台の1階には富山港と東岩瀬に関する展示があり、その意味でも見に行くと良いです。
江戸時代の絵図のパネルも展示されています。
これまで「岩瀬」と説明してきましたが、長らく東岩瀬と呼ばれてきました。もともとは神通川河口の西岩瀬という所に港があり、江戸時代の初めに神通川の流路が変わって現在の東岩瀬に港の機能が移転したそうです。

この絵図は安政5年(1858年)の東岩瀬です。
中央を流れるのが神通川で、左が日本海、上が東岩瀬です。
江戸時代、東岩瀬には加賀藩の米蔵が置かれ、今でいう富山県の東半分の米を大坂へ積み出していたそうです。

また江戸時代から明治中期にかけて、北前船で栄えました。

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また、鳥瞰図師として知られる吉田初三郎も、昭和11年に東岩瀬の鳥瞰図を描いています。

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一通り見たら階段を上って展望室へ。
吹き抜けの転落防止ネットに漁網を使う演出がいいです。

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こちらは東岩瀬の集落の方向。
大きな屋根の商家や寺院が並んでいます。
晴れていれば立山連峰が眺められるはずなのですが。

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※クリックすると拡大します。

位置関係はこうなっています。
現在地の表示が富山港展望台のあたりです。
オレンジ色の網掛けが東岩瀬、左から右下に伸びるのが富山ライトレールです。

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こちらは伏木富山港(富山地区)の岸壁。
富山と岩瀬を結ぶ富岩運河が流れていて、神通川は堤の向こうです。

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同じく伏木富山港(富山地区)の岸壁。海に向かって。

現在の富山港は主に、完成自動車や金属くずを輸出して、製材、原油を輸入しているそうです。
一番の相手先はロシア。
国内向けには重油・石油製品を出し入れしています。
(入港船の船籍の一位がカンボジア船籍で、二位がモンゴル船籍というのにちょっとびっくり)

見た目にも車や金属くずが目立ちます。

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展望台から外に出て、こちらは港湾倉庫。
日本通運の文字が残っています。

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看板は英語のほか、ロシア語、中国語、韓国語の表記。

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消防艇もあります。

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港の潮風に焼けた倉庫の風情はとても好きです。

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金属の鍵もいい感じ。

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東岩瀬は歴史的な港だけに、神社がいくつもあります。
こちらは集落の北にある諏訪神社、恵比須社。
漁業関係者からの尊崇が厚いそうです。
祭の準備中のようでした。

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こちらは集落の南側で、常夜灯のある金刀毘羅社(琴平神社)。
船方衆(船乗り)の尊敬を集めていたそうです。

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境内の一角には、石碑の山のようなものがあって面白いです。
中央は海上安全祈願塔、右が昭和11年の築港記念碑です。

漁業と船運関係で神社が分かれているのが面白いところです。
次は東岩瀬の街並みを紹介します。


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