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2012年6月18日 (月)

新緑の疏水歩き(3)京都蹴上から鴨川まで

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琵琶湖疏水を山科まで歩いてきました。
車の往来が激しい、日ノ岡の低い峠を越えると、左手に蹴上の浄水場があります。
私たちは疏水を追っかけるので、右手の道を辿りました。

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すると古そうな建物があります。
地図では九条山町のポンプ所となっています。
奥にちらっと赤煉瓦の建物も見えます。
今回は寄っていませんが、奥の山上に九条山の浄水場があるそうです。
いったんポンプで汲み上げているのでしょうか。

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そして疏水の出口。
奥にさっきの赤煉瓦の建物も見えますね。
その横が第一疏水の出口です。
左手前に半ば隠れているのが第二疏水の出口らしいです。

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水はさらにトンネルで脇に抜けていて、疏水の延長上には線路があります。
名前は聞いたことがあるかもしれません。
インクライン(傾斜鉄道)というものです。
疏水を行き来する船を台車に乗せて昇降させるもので、ケーブルを電気で動かしていたそうです。

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インクラインの軌道は、今は遊歩道になっています。

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この一帯は疏水の記念公園のようで、琵琶湖疏水を指揮した技師の田辺朔郎(完成時28才)のさっそうとした像などもあります。

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水はというと、第4トンネルを抜けて横に流れます。
ここの門も立派。

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仕組みはよく分かりませんが、溢れた水が水路に流れ込みます。

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ここからパイプを通って流れ落ち、その先に蹴上の発電所があります。

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一方、溢れなかった水はさらに横に流れていきます。
このあたりの水路は複雑。

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かなり水量が減りましたが、南禅寺に続く水路に沿って歩いて行きます。

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歩けるのはここまで。
これ、南禅寺の水路閣を上から見たところ。
こんな風になっていたんですね。

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下から見るとおなじみの煉瓦アーチ。
(私は初めてでしたが)

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インクラインの下に赤煉瓦のトンネルがあるということで、それも見に行きました。
トンネル内部は、時々聞く、ねじりまんぽというひねった積み方をしています。

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またインクライン脇に気になる建物がありました。
何でしょう。

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屋根の端に誰かの顔がレリーフされていて、とても気になります。
誰なんだろう。

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下まで降りると琵琶湖疏水記念館があります。
ジオラマや図面などで琵琶湖疏水や当時の都市整備事業が展示されていて、とても興味深い展示です。

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さらに琵琶湖疏水をたどります。
京都国立近代美術館前はなじみのある場所です。
この日は船が運航されていました。

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大正12年の熊野橋。
橋脚がリベット打ちの鉄板です。

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ここで夷川発電所。第二疏水開発の際に建設され、大正3年に完成したそうです。
赤煉瓦が美しい建物です。

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最後は鴨川に合流して終了。
疏水の別ルートは北山や伏見の方に流れています。

通しで歩くと琵琶湖疏水がどんなものかよく分かりました。
今回企画していただいたGさんはじめ、一緒に歩いた皆さん、ありがとうございました。


(一緒に歩いた皆さんのブログ)
 気まぐれblog
 「琵琶湖疏水~昭和の日に明治の偉業を辿る~(4)」
 「琵琶湖疏水~昭和の日に明治の偉業を辿る~(5)」
 いっこうがこっそりブログ
 「琵琶湖疏水を辿ってみた(京都府編)」

<関連記事>
 「博覧会跡の岡崎公園」
 「講座「第四回内国勧業博覧会と京都」、京都会館にて」
 

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コメント

私の蹴上あたりは好きですね。明治維新に疎水で発電所を作ったのは、先見の明があったのですよね。
ねじりまんぽもGoodです。

投稿: はてのうるま | 2012年7月 5日 (木) 21:56

はてのうるまさん、遅くなってすみません。
蹴上あたり、いいですね。私は今さらながら初めての訪問だったのですが。
疎水の水流は発電にも使えるのではないか?と途中でまだ新しい技術だった水力発電所の計画を追加したらしく、非常に先見の明があったと思います。

投稿: びんみん | 2012年7月 7日 (土) 22:44

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