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2012年4月18日 (水)

豊岡の達徳会館

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先月、閉館になる豊岡劇場を見に豊岡に出かけたのですが、せっかくなので豊岡の街や建物も見て回りました。
数回に分けて紹介します。最初は豊岡高校の達徳会館です。
少々傷んではいますが、パステルカラーのきれいな明治の擬洋風建築です。

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四角い本体から、玄関上の2階がぬっと突き出したような形です。

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豊岡高校の校門を入ると校舎より手前にあるので、高校生はいつも眺めて通るのでしょう。
現在も何かに使われているらしく、女学生が出入りしていました。

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玄関上には達徳会館の文字。
達徳会館はのちの呼び名で、当初は旧制豊岡尋常中学校の本館でした。
1896年(明治29年)の建物で、兵庫県内では姫路(姫路西高校)に次ぎ、神戸(神戸高校)に並ぶ2番目の旧制中学校だったそうです。当時の豊岡の存在感を感じさせますね。
しかし、コンパクトなものです。

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2つの校章が掲げられていて、一つは豊岡中学校(旧制)のもの。
これ、「ト中」ですね。鍵のようにも見えるユニークなデザインです。

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もう一つは豊岡高等女学校。
いずれも現在の豊岡高校のルーツです。

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※クリックすると拡大します

解説板によると、戦時中(昭和16年)、豊岡中学を全面改築したときに消滅しそうになったこの建物を、卒業生達が買い取って現在地に移築したのだそうです。
大事にされている建物はうれしいですね。

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ギリシャ建築風のアカンサスの柱頭。でも木製。花まで咲いてます。

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側面にも出入り口が用意されています。

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側面の上げ下げ窓を見上げたところ。
ぺたっとした感じではありますが、窓枠など丁寧に細工されています。

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床下換気口はのちに付け加えられた感じで、コンクリート製で幾何学デザインの面格子(といって良いのでしょうか)がはまっています。珍しい。MYS(YMS)の商標が入っているのは、富山の余川工業?

今回は中に入れずに残念でしたが、卒業生たちの記憶を残す建物が、こうして今も大事に活用されているのはうれしいことです。


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