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2012年2月 6日 (月)

加古川の近代を訪ねて(1)宿場町・加古川

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針穴写真家のOさんに「加古川のニッケ社宅街がいい」と教えていただき、加古川に出かけてきました。
加古川は大ざっぱにいうと明石と姫路の間で、新快速も止まりますので出かけるには便利な街です。姫路出かけるときは、車窓からニッケの赤煉瓦の工場群を見ていいなあと思いつつ、降りたのは初めてです。
社宅街以外にもいろいろ面白かったので数回に分けて紹介します。

加古川の駅は現在、ブルーを基調にしたスマートな高架駅舎なのですが、一部変わった飾りがあります。
最初の加古川駅ができたのは明治21年(1888年)に山陽鉄道が明石から姫路まで延伸された時です。
大正8年に大阪の桜島駅(明治43年)を移築した名駅舎が平成15年まであり、そのイメージのようですが・・・

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駅前にはヤマトヤシキ加古川店がそびえています。
元はそごう加古川店(1989〜2000年)だったとのこと。
駅前にデパートがあると賑やかに感じます。

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<明治36年修正測図・大正8年鉄道補入 5万分の1地図「高砂」より>

加古川の町は西国街道の宿場町として栄えていました。
地図の左上に「船頭」の地名がありますが、加古川の渡し船があったのですね。
明治32年(1899年)に日本毛織(株)(ニッケ)加古川工場ができて、工業都市としても発展します。



<同じエリアの現在の様子>

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西国街道が通っていた所は、寺家町(じけまち)商店街となっています。
アーケードの商店街です。他の多くのアーケードと同じく、ちょっとさびしい。

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側面から見ると、奥行きの長い昔ながらの町家が残っていることが分かります。

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「ホッターズ」というレトロな複合商業施設があります。
町家の構造を活かしていて、中庭なども残してあります。

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レトロ感溢れる喫茶店なども。
今回は入りませんでした。

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アーケードは架かっていても、こんな古い建物もそのまま残っています。

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とはいえ、商店街もところどころ空き地や駐車場となっていて、荒れている建物もあり、やはり維持は厳しいようです。

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街道に向かって庭がある異質な場所。

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ここは陣屋として使われた山脇邸だそうです。
庭木があるのでよく伺えません。

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私には隣に建っている近代建築風の建物も気になりました。
かつてこのあたりに加古郡役場があったようなのですが。

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商店街を裏側から。
一家に一本ずつシュロの木が立っているのが面白いです。

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アーケードが切れた先に、登録文化財の神田家住宅洋館があります。
大正初期の煉瓦造(そう見えませんが)の建物です。
再生を手がけられた設計事務所さんが、詳しい説明をされています。
「神田家住宅洋館 再生保存計画」

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加古川の側まで来るとニッケの裏門があります。
現在はデイサービスセンターになっているようです。

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日本毛織(株)加古川工場の一部は、(株)ニッケ機械製作所として使われています。

次回は工場の建物を紹介します。

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コメント

びんみん様、旧街道の寺家町には菅原洋一の実家の結納屋とかもあったのですよ。

投稿: ドクターフランキー | 2012年2月12日 (日) 19:14

ドクターフランキーさま
こちらも情報ありがとうございます。
結納屋さんは旧街道ならではですね。
それは知りませんでした。
立派な結納屋さんなので見たような気がします。

投稿: びんみん | 2012年2月12日 (日) 19:46

菅原洋一さんの実家、私も知っています。当時は「布団屋さん」だと勝手に思っていましたが、結納屋さんだったのですね。それほど大きくない間口の店で、店頭のショーウィンドゥに大きなポスターが飾ってありました。あと、今は無い様ですが商店街の中にお肉屋さんがあって、TOYOTA2000GTに乗っていました。子供心に「スゲー」と思ったものです。

投稿: ihatov | 2013年1月31日 (木) 17:00

ihatovさん、こんばんは。
菅原洋一さんのご実家、ご存じなのですね。
地元ではやはり誰もが知っている感じでしょうか。
お肉屋さんのTOYOTA2000GTのお話もありがとうございます。それは「スゲー」ですね。

投稿: びんみん | 2013年2月 1日 (金) 01:24

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